ゼリーさんに慰めて貰った私は、がさごそとリュックの中身を漁ります。
ゼリーさんに慰めて貰った私は、がさごそとリュックの中身を漁ります。
あった
出したのはスケッチブック。
そして色鉛筆。
今ある光景を少しでも。
おうちに帰った時、二人に自慢できるように。
その星空を真っ白なキャンパスへ描いていきました。
描き終えた道具一式を仕舞い、またがさごそと漁ります。
見つけ出したのはバスタオル。
プールで着替える時用のものの為か、スナップ付きのボタンがついていました。
比較的平らな場所を見つけ出して、そこに落ちてる小石をどかすと、タオルを地面の上に敷いて寝転がります。
おやすみなさい、ゼリーさん
ぷる
ゼリーさんに声をかけて、そのまま眠りにつきました。
おやすみなさい。お父さん、お母さん
私は頭の中でそう呟いて、夢の世界へと旅立っていくのでした。