周囲を何度も確認します。

 いるのは私とゼリーさんのみ。

 ゼリーさんは察してくれたのか後ろを振り向いてくれました。


 目が無いので前と後ろの区別がつかないのですけどね。

うぅ……

 恥ずかしさで涙が。


 お気に入りのパンツを下ろしてスカートの先を摘んでお尻を出します。


 地面に腰を下ろして用を足しました。

ん………

 大きい方も無事終えましたが、ここで問題が。

ど、どうしよ

 近くに下ろしたリュックの中をスカートが落ちないよう摘みながら片手で弄ります。

お尻……拭かなきゃ……

 今、私のお尻は汚れています。


 それを拭く為にも紙を探す必要があるのですが。


 折り紙だと痛いし、トイレットペーパー……無い……。


 折り紙を使うとしても、その封を開くのに片手だけというのはきついです。


 両手を使おうとすると自然とスカートが地面に落ちます。


 こんな事なら脱いでおけば良かった……!

ひゃぅっ!?

 困っていると突然お尻を撫でられるような感触が。


 冷たいものが私のお尻を撫でています!?

え!! 何!?

 驚いて後ろを見ればゼリーさんの手が私のお尻に伸びていました。

き、汚いよ!

 そう言うのですが、お尻を撫でるのを止めてくれそうにありません。


 というか、その場所って確か、私がしたのがあったはずなんですけど。


 見ればそれが跡形も無く消えていました。

だいじゅうにわ「ばっちぃよ!」

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