シンディ

とりあえずおさらい、いっとく?

ライナー

なんだよそのノリは。

ライナー

前回までの情報で、本のタイトルがわかった。
そして近くに案内板とカウンターがあって、図書館内にはお客さんが何人かと、司書がいるということも分かっている。

シンディ

うん、そうだね。随分時間かけてこれだけしか情報が得られていないっていうのもどうかと思うけど。

ライナー

毎回ディスられても困るのだが……

シンディ

まあ、大体想定内ではあるけれどね。「ウミガメのスープ」の時もそうだったし。

ライナー

なんでそんな前の話を持ち出すのだ?

シンディ

いや、てかイラストde講座、まだ終わってないじゃないか。主にライナー君のせいで。

ライナー

私のせいじゃないし、今頑張って作ってるんだからそんなこと言っちゃだめだろ!

シンディ

まあ、私らがこんなこと言っていてもしょうがないのだがね。そんなに言うならこの話の作者であるフィーカスが手伝えばいいのさ。

ライナー

もっとも、あの問題を知らないと手伝いようがないと思うがな。

シンディ

まあ、こっちはこっちで進めていこうか。

ライナー

結局今までの話は一体何のためにあったのだ?

ライナー

あー、そうだ。質問をしていて思ったのだが……

シンディ

ん、なんだい?

ライナー

質問ばかりしていても、この問題は解けないのではないのかい?

シンディ

ほー、よく気が付いたね。というか、今頃気が付いたのかい?

ライナー

いや、まあ大体予想はしていたけれどさぁ。

ライナー

そもそも「本を見つける」ためには、本を探しに行かないとならないのだろう?
なら「質問」だけでなく、「指示」も必要になるのではないか?

シンディ

お、その通りだよ。

シンディ

亀夫君問題は、単に登場人物に質問するばかりじゃない。
登場人物と一緒に行動して、いろいろやってもらうことも必要になってくるのさ。

シンディ

つまり、登場人物に指示を与え、アクションを起こしてもらう、そういったことも必要になってくるよ。

シンディ

もちろん、指示が必要ない問題もあるだろうけれどね。

ライナー

ふむ、ということは、例えば今分かっている情報を基にすると、「案内板を調べてください」や、「司書の人に話を聞いてください」といったこともできるわけか。

シンディ

そうそう、登場人物を動かすことによって、また新しい発見があったり、真相に近づいたりするのさ。

ライナー

なるほどね。では早速指示を与えてみよう。

ライナー

カメコさん、案内板を見て、書いてあることを教えてくれませんか?

カメコ

図書館は2階建て。1階と2階で、置いてある本が違うみたいだわ。

ライナー

……あれ、それだけ?

シンディ

一応回答には文字数制限があるし、長々と書くとわかりにくくなるからね。
もう少し、聞きたいことの範囲を絞った方がいいのではないかい?

ライナー

うーむ、なるほど、確かに案内板、と言っても配置だったり置いてある本の種類だったり、情報量が多いからな。

シンディ

もちろん、情報量が多いからといって、聞きたいことを絞らないといけないとも限らないけれどね。
問題や出題者によっては、書いてあることをまとメモ帳にまとめてくれる人もいるよ。

ライナー

ふむ……いや、しかし今回は知りたいことを絞った方がよさそうだな。

ライナー

カメコさん、2階にはどんな種類の本が置いてあるか、案内板からわかりますか?

カメコ

2階は小説と辞典、エッセイが置いてあるようね。わりと大人向けの本が多いかしら。

ライナー

本のジャンルが分かれば、1階にあるか2階にあるかわかりそうだな。
「ラテシン国物語」のジャンルは何ですか?

カメコ

現代小説よ。

ライナー

なるほど、ということは、2階にあるということか。

ライナー

あ、いや、待てよ?
もしかしたら貸し出し中かもしれないな。
誰かが読んでいるかもしれないし……

シンディ

ほぅ、いきなり探しに行くのかと思ったら、一応考えているようだね。

ライナー

それくらいは考えるよ。

シンディ

ライナー君のことだから、「よし、これで解決だ!」とか言ってドヤ顔をしているのかと思ったよ。

ライナー

いやいや、さすがにそんな簡単に見つかるとは思っていないから。

シンディ

まあ、確かにそれだけで解決するなら、人の手なんて借りなくてもいいからね。

ライナー

そういうこと。
一応貸し出し状況は調べておこう。
カメコさん、司書の人に、「ラテシン国物語」の貸し出し状況を聞いてくれませんか?

カメコ

司書の人に聞いてみたわ。
貸し出し可能な本が1冊、貸し出し中の本が1冊あるみたいよ。

ライナー

なるほど、つまり図書館には、「ラテシン国物語」が1冊あるわけだ。それを探し出すことができれば、この問題は解決だな。

シンディ

果たしてそううまくいくかな?

ライナー

え、まだ何かあるのか?

シンディ

まあ、やってみるといいよ。
私は、ライナー君が思い通りに行かなくて慌てふためく姿を見たいし。

ライナー

要するに、まだ何かあるっていうことだな。

シンディ

さあねぇ。
私は出題者だから、すべての真相を知っているけれど、教えるわけにはいかないね。

ライナー

それはそうだが……
なんか気になるな。

シンディ

はい、ということで、次回はライナー君が発狂する話です。

ライナー

怖いよ!
一体何があるっていうのさ!

【今回のまとめ】
・質問するだけでなく、指示を与えてみよう!
・周囲の人に聞いたり、周囲にある物を調べたりすることによって、新たな情報が手に入るかも?

アクションを起こさせる

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