前回までのあらすじ
弱すぎてスライムすら倒せない事に気付き、全てを諦めた勇者。温かいフトンで寝る。
前回までのあらすじ
弱すぎてスライムすら倒せない事に気付き、全てを諦めた勇者。温かいフトンで寝る。
あーよく寝た。散歩いこ。
てくてくと道を歩く勇者つんつく。道の先に立っているパティを見つける。
あっ。おはよう。
おはよう。あんたのんきに散歩してていいの?何か方法考えないといけないんじゃないの?
フッフッフッ。俺がただフトンでぬくぬくと寝ていただけだと思ったか!ちゃんと考えてあるわっ!
なにさ。どうせろくな事じゃないんだろうけど、聞いてあげるわ。
俺が弱いのは素手だからではないだろうか?
あんた今頃気付いたの?装備を整えるのなんて基本でしょ?
うむ。だから今日は装備を買いに行こうと思う。
あたしも行くわ。変なもの買わないように見張っていてあげる。
・・・
こうして二人はなんでも揃う何でも屋へ行きました。
いらっしゃい
俺は突っ込まないぞ・・・
何が欲しいんだい?
強そうな武器を探してます。なんかありますか?
うーん。これなんかどうだい?
いや・・・これはちょっと・・・。別のでお願いします。
そうかい。あんたにぴったりだと思ったんだがね。じゃあ別のを出すよ。これはどうだい?
いや・・・えーと俺なめられてる?これ石ころだよね?
君にはぴったりですよ
ちょっと傷ついた。
悪いね。じゃあとっておきのやつ、出すからそれで簡便してよ。
ほい。火炎放射器。これで全てを焼き払うといい。
セリフ怖いよ。でもまぁ使えそうだね。
火炎放射器で戦う勇者ってちょっとどうかと思うけどね。
君が勧めたんだよ。まぁ見た目的にはちょっとアレだけど、これでいこうと思います。
まいどありー
・・・。まぁいいか・・・。