邪神様

そうこうしている内に時刻はAM9:00

頴果

ところで、なんですけどここの学校って二つ生徒会みたいなのがあるじゃないですか。仕組みとか振り分けられるときはどういうふうに振り分けられるのかとか教えてもらってもいいですか?

頴果

と聞きたかった事に加え矢代さん乱入させる形で


アグレット

んーあれはなんていうかなぁ……あ、もう結構な時間だし、その話は放課後でもいいかな?

アグレット

と三人にさらりとなにかメモを渡しておくぜ

悠雅

は、はい!

悠雅

メモを受け取ろうか


頴果

了解です

頴果

メモを受け取りつつ

アグレット

メモはお茶会の招待券ってことでよろしく頼む

填緒

……

填緒

一瞬躊躇してから受け取るよ

 紅薔薇会と白百合会は二つの生徒会でそれぞれ掲げる目標が異なる。

 その目標に対しどれだけ多くの生徒が賛同するかでその生徒会の権力が高まる。権力の高い生徒会は色々と取決めが出来る。

 紅薔薇会の目標:新入生及び在校生の精霊リンク(精霊との繋がり)の向上、及び精霊を用いた戦闘の強化。

邪神様

って感じかな? 一応

邪神様

というか今日休日だから放課後無いんだわ

填緒

きっとお姉様忙しいんだよ


頴果

会頭としての仕事があるのでは?

アグレット

書類仕事がっつりあるんだよきっと


悠雅

大変だな

邪神様

矢代はこれから調査に出かけるからね

邪神様

例の案件の

邪神様

紅薔薇は根本的に戦争する気かってくらい精霊との繋がりとその戦闘法の向上に力入れてるから

邪神様

強化合宿とかするなあ

邪神様

百合は任せた

アグレット

百合は戦闘面じゃなくて、生活面に関わるような技術の向上を目指しているってことで

アグレット

医療技術とか、生産とかエネルギー変換とか、そういうの


頴果

あ、やべ向いてねぇ

邪神様

実は新設可能だったりする

頴果

了解


填緒

あれだよ、向いてないけどお姉様パワーで


アグレット

会頭があれだから基本誰でもいいんじゃないかな……

邪神様

紅薔薇と白百合は賛同者が多い為正式の生徒会と認められており、現状他には存在しない

邪神様

ただ新設自体は可能で、生徒会候補という形になる。候補から正式な生徒会になる為には多くの生徒の賛同が必須条件

頴果

そのためにもまずは実績をってことかな?

邪神様

全体の半数の生徒がその生徒会を認めれば正式な生徒会となる

邪神様

まあ名乗るのが先だね

邪神様

基本実績ある生徒は生徒会作るよりも入っちゃうから。面倒だし

頴果

まぁ、この二つの生徒会歴史が古そうだからこの決まりも形骸化してるのかな?

邪神様

だね。敢えて掘り出してこの世界軸の流れを生徒会新設にするのも一考

填緒

おおう……

頴果

どうする?

頴果

どちらにしろ新しい生徒会を作る気満々な私

悠雅

面白そうだよな

アグレット

任せる

填緒

面白そう

頴果

アグレットは会頭だから入れぬものな


邪神様

支援したくとも周りの目があるから大っぴらに支援できないしな

邪神様

矢代は潰しにかかるスタイル

悠雅

おい

アグレット

ライバル出現は久しいと思うから、きっと対抗心燃やす傍ら応援するかもぜ

頴果

やべぇ、楽しくなってきた

填緒

おおう……

悠雅

おおう

邪神様

だがしかし一年にもなっていないしさらに言うなら精霊を扱いきれていない未熟である現実がのしかかる

填緒

とりあえずあれだ、考えつつまず勉強しにお姉様のお茶会にいくんだ

頴果

忘れてた

頴果

そうしようか

悠雅

よしお茶会いこう

アグレット

あ、リグレット状態なら支援できるかも。とりあえずお茶会しよう

填緒

……あ

填緒

私が、カモになる……可能性が……微レ存……

悠雅

ニタァ

アグレット

お茶会の場所はアグレットの持つ庭園でッ

第二話「お茶会の誘い」Ⅶ

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