戦友(男)が実は異世界人で、しかも女って!?

 『勇者』という名誉ある職業にはなれなかったが、俺はいち戦士として冒険に出ることにした。
 幼少期を共に過ごした、親友のあいつと……。
 
 共に魔王を倒そうと誓ったあの夜。
 戦闘中によくうんこを漏らして泣いてたあいつ。
 方向音痴だけど、こんな俺によくついて来てくれてたよな。



 だが、そんな平和な冒険も突如終わりを迎えた。
 あれはよく晴れた日のことだ。
 俺達がたまたま訪れた街の上空に、渦上の真っ黒な雲と……



 おそらく、神が出現した。

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