なんの解決も試みない上に
相変わらず不倫の疑いが拭えない夫。
でも不倫していると思い込んでいる
わたしがおかしいんだと思っていた。
更年期ってやつかな?
身体もおかしいし。
病気の事を夫に伝えると
一応心配そうにはしてくれる。
検査に次ぐ検査。
なかには付き添いが必要そうな検査もあったけど、結果的にコロナの影響で
一切付き添いが要らなくなりました。
検査結果を聞きに行くのも一人で行きました。
ショックで呆然としながら
車の運転をして帰る事もありました。
念の為に休みを合わせてくれると夫は言っていたけれど、ことごとく休みはズレます。
仲良しに戻りたいのに話し合いにもならない夫。
この状況でへっちゃらそうな夫。
こんな人だったっけ?
そして
考えれば考えるほど、わたしって
なんの取り柄もないんだあぁ。
離婚しても一人でやっていける収入は得られるのか。
頼みの身体は、どうやらポンコツらしいし。
夫の愛情が無くなったらポンコツで取り柄も無いわたしなんて夫にとってはただのお荷物。
ほんとみじめ。
夫の言う事にアホのように従わず、ちゃんと友達を大切にしておけば良かった。
わたしには誰も居ない。
夫だけ居れば良かったのに。
今からでは新しい恋なんて出来ないし。
わたしは····
なにも出来ない、
ひとりぼっちの歳のいった女。
みじめ···
親に自己肯定感なんぞ踏みにじられながら育ったわたしは
自分の価値なんてドン底にしか思えませんでした。
夫と衝動的に寝室を別にして、
関係がギクシャクして
なんと7ヶ月が過ぎました。
こんなに長い間ギクシャクを放置する夫。
放っておいたら一生このまま?
そんなの嫌だ。
仮面夫婦なんて絶対ごめん。
だったら別れる。
わたしの両親のようになってしまう。
そうすれば、子供達にだって良くないのは身に染みている。
ひとつ確かなのは
このままではいけない。
と、いうこと。
それは苦しい悲しい7ヶ月だったけど、
まだまだこんなモノではない苦しみが待っているのでした。
あまりに家に居ない夫。
いい加減気のせいでは無くて
本当に不倫しているんだと思い始めました。
夫の部屋を捜索してみよう。
まずはジャケットのポケットから。
ビンゴ!!
まさか一発目から、怪しいレシートを発見。
そのレシートはコンビニのものでした。
夫のいつも飲むブラックコーヒー。
そして甘そうな名前のラテ。
甘いものが苦手な夫が買うはずのない
みっちりプリンやらパウンドケーキ。
女子の好きそうなスイーツを買っていた。
うちの近所には大きなショッピングセンターがあるのに、わざわざ遠くの同じショッピングセンターへ行ったと言っていた夫。
一人で行ったと言っていた夫。
このレシートはこの日のもので
時間から言ってもこれを買ってショッピングセンターへ誰かと行ったと考えるのが自然。
悲しかったけど
それよりも変な高揚感のが勝っていました。
これで全て理解出来る。
スッキリする!
もう言い逃れ出来ないだろうと思ったわたしは今思えば、とんだ大バカ野郎でした。