入院3ヶ月目に入ります。









3ヶ月目ともなると

病室のメンバーは何人か代わっていました。



娘よりも前から入院している子もいます。







中には病院が嫌で嫌で

病院食を初めから1800Kcalにして

食べまくって食べまくって

即退院した子もいるそうです。









だいたい同じ年頃の女の子達なので

自然と待合室で話しをしたり

トランプをしたりするように

なっていったそうです。





娘は自分から行くタイプではないので

引っ張っていってくれる子が

いたのでしょう。





『拒食症あるある』で

処方された配合経腸溶液(栄養剤)は

「何が1番不味いか?!」の話で

盛り上がった!!とか





Sサイズでも

ガバガバになってしまうくらい

痩せてしまうので

「服はどこで買っている?!」

「どんな形を選んでいる?!」



と言った話しをしていたそうです。





ガールズトークしてるんだ?!と

何だか嬉しかったのを覚えています。









新しく入院して来た子を見て

「生気を感じられないね…」

「幽霊みたいだね…」

(⬆言葉が悪くてすみません。)

と感じたそうで





『私もあんな感じだったんだよねー?!』と

拒食症を客観的に見れる事に

びっくりしました。





確かに…

娘に生気は感じられなかった。

というより

無 でしたから。





それを思うと



体重自体はそんなに増えていないのですが

1日3食きちんと食べる事で

(全部食べてるかは分かりませんが…)

目や肌が変わってきました。

血色も良くなっているし

髪の毛の抜けも落ち着いてきました。





もちろん主治医の先生と

心理士の先生方のカウンセリングの

おかげである事は間違いないです。





あれだけ食べる事を拒否していた娘が

嫌々ながらも食事を取ることを

選択しているのです。



入院前のように

食べない選択も出来たと思うのですが



お皿いっぱいに広げたり…

もしかしたら隠したり…

きちんと食べたとは言い難い状態ですが



それでも食べてくれています。





私には魔法でした。









診察で



主治医の先生から

週末のみの外泊から

平日の院内学級の合間の外泊もOKが出て

1週間の半分を病院で過ごし

もう半分を家で過ごす事になりました。









退院まで半分の所に来ました。

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