拒食症の娘は

やたらに不安がります。



やたらに。というより

全てに対して不安を感じていました。





摂食障害には

よくある併発の症状だそうです。







院内学級での勉強が進まない。

学校の宿題プリントが分からない。

提出物が間に合わない。

期末テストの勉強がはかどらない。



などなど。





この頃は

勉強関係についての不安が

1番大きかったです。





院内学級の授業は

計画通りに進んでいるよ。

○ちゃん(娘)の理解が早いから

進んでないように感じるだけじゃない?!



学校の宿題が分からないなら

院内学級の先生に

教えてもらえば良いのでは?!



提出物はいつになっても

大丈夫って言ってたよー!!



期末テストはまだまだ先だし

問題用紙をもらえるのも

さらに先だし

勉強する時間は十分あるよー!!





娘の不安に対して

どんな答えが正解なのかは

分かりませんでしたが

出来るだけ

不安を小さくしてあげられるように

前向きな言葉で励ましました。





意識的に前向きな言葉を発する事で

気付いたことがあります。





私は娘に対して

あまり前向きな言葉を

掛けて来ていなかったな。という事です。





娘は

ほぼ何でも問題なく出来る子でした。

いつも出来て当たり前だと

思っていました。





出来た事を褒めてあげることや

一緒に喜んであげることを

あまりした事がなかったかもしれません。

 



そのくせ

気になった行動や態度に対しての

ダメ出しは

しつこいくらいだった気がします。





決して娘の事が

嫌いだった訳ではありません。





勉強も出来て

可愛くて

スタイルも良くて

問題行動もなくて…



自慢の娘でした。







だからかな?!







私が

私の理想の娘像を

勝手に

作り上げてしまっていたのでしょう。







初めての子育てで

力が入ってしまっていたのかもしれませんが

娘にとっては迷惑な話です。





それからは

どんな事でも

良いと思えば褒めたり

一緒に喜んだりしてきました。





もちろん出来なかった事もありましたが…







今は

娘の楽しみを私の楽しみとする事が

出来るようになってきたと思います。







娘の気持ちに共感出来ること。





拒食症から抜け出すのに

必要なことだと思います。

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