その夜。



お風呂に入る娘を

久しぶりに見ました。





体重があまり変わっていないので

ある程度は予想できていましたが

やっぱり骨が浮き出た身体は

痛々しかった…





現実を目の当たりにして

改めて拒食症を怖いと感じました。





体重は測らないように

言われていたので

(数字を見て

 パニックにならないようにです。)

体重計を隠しました。





『疲れたから寝るね…』と

自分の部屋へ行きます。







迎えに行ってから

特に自分から何かを発する事はなく…











姉の一時帰宅を喜んでいた弟は

『少しは良くなったから

 家に帰って来れたんじゃないの?!

 あんまり良くなってないの??』

と心配してくれました。





良くなるまで

時間がかかる病気なんだよ。と説明したら

『治るんなら良かった!!

 僕は普通にしてれば良いんだよね?!』と

姉の病気を気にかけてくれました。





弟は良い意味で普通にしてくれました。



入院前も

入院中も

そして今現在も。



弟は弟のままです。



性格なのか??敢えてなのか??は

分かりませんが

母としては助かりました。









日曜日には祖父と祖母の所へ行きました。



娘はずっと私の側にいました。



小さい頃

私の側にくっついて離れなかったように

ずっと側にいました。







この行動もしばらく続きます。



不安なのかな??

私の関心を引くためなのかな??





十分に甘えさせてあげられなかった

母としては

娘が望むだけ側にいてあげたい。と

思いました。





いや側にいなければいけないんだ。



拒食症にならなければ

娘から出て来なかったであろう



甘えたい気持ち。

満たされていなかった心。





今の

この時間を目一杯使って



娘に寄り添いたいと思いました。

✾ 寄り添いたい ✾

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