娘は小さい頃から

好き嫌いがなく

アレルギーもないので

食事で困った事はありませんでした。





体重が減り始めるまでは

食べる事が大好きで

特にチョコレートにはうるさかったです。





小学校の給食も食べ終わるのが早く

男の子とお替りを

競ったりしていたくらいでした。





なので



食べられなくなるという事が

全く考えられませんでした。







梅干しダイエットを始めた時は

思春期だし気になるんだな。くらいにしか

思っていなかったのですが



生理が来なくなってしまったので



生理が止まってしまうのは

やり過ぎだから

ダイエットは終わりね。と



梅干しダイエットを終わらせました。





今思えば

そのころから拒食症は

始まっていたんでしょう。





病原菌Xが

娘の脳に出現してしまった

時期だと思います。



しかし

娘が拒食症になるとは思っていない私は

久しぶりの育児で

娘の様子を

あまり気に掛けられませんでした。



生理が止まっても

元々不順だったし

またすぐ来るだろう。

くらいの気持ちでした。







梅干しダイエットを止められた娘は

徐々にお菓子を食べなくなります。

徐々に食事の量も少なくなります。





そして料理を手伝い出します。





先生が言われた

『食事量やカロリーを

 自分でコントロール』する事を

始めたのです。









病院では拒食症になった原因は

1つではないので突き詰めない。

という事でしたが…





原因の1つとして

母親からの愛情不足。



私に甘えたかったのに

出来なかったというのが

根底にあるのは

間違いないと思っています。





もう少し後になりますが

娘とのやり取りの中で

拒食症のスイッチになったであろう

出来事が分かります。







食べることが大好きな娘は

運動が苦手です。

中学校へ行っても

運動系の部活はやらない!!と

宣言していました。





家族でおやつタイムをしていた時に

話の流れで夫が



『今のまま

 お菓子をいっぱい食べて

 運動しないなら

 どんどん太るんじゃない?!』



と言いました。

サラッとです。



私は別に良いじゃん。

そういう時期なんだし。と

返しましたが



内心は

年頃の娘に何言っちゃってるんだ?!と

思っていました。





娘は



『じゃあ食べなきゃ良いんでしょ?!』



とキレます。





これ以上太るな。と

受け取ってしまったようです。



実際には

全然太ってはいませんでした。





自分に自信がない事で

過剰に反応してしまったのかもしれません。



私なんか…

どうせ私なんか…



ネガティブになった時の口癖でした。







娘は

この時のやり取りをはっきり覚えていて

その時から食べるのを止めたんだ。と

言いました。









人見知りで

空気を読む事が苦手で

自分に自信がなかった娘。







私達親は

娘を受け入れ



そのままのあなたで良いんだよ。

どんなあなたでも愛してるんだよ。



と言葉に出して伝えなければ

いけなかったんだな…と思いました。

✾ 拒食症へのスイッチ ✾

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