勇気を出して旦那に不倫の真偽を聞こう。

仕事から変わらず23:30に帰って、ちょっとだけおかずをつまみ、お風呂に入って、さっさと寝ようとしてた旦那を呼び止めた。

「ねぇ、話がしたい。」

「わかった.....」

旦那は何か落胆したように見えた。

「この前、不倫してるんだって言ってたけど本当なの??」

「本当だよ.....」

「.......私がそうでも言わないと離れないと思ったから言ってるんだよね?」

ダメだ、震える。

「違う、本当に不倫してるから俺はダメ人間だって言ってるんだ。」

「俺は友達がいない。コミュが上手く取れない。
そんな俺だけど、仲良くなってくれたのが彼女だ。
ゆきちゃんの次に友達になってくれた。
俺にとって人生で2番目の人。」

......えーと.....よくわからない......
単なる友達が出来たって話だったの??

「でも、不倫って言うことは......」

「肉体関係がある。」

............

急に周りの音が聞こえなくなった。

ここの所ずっとボーッとしてた頭が急に冴えてきた

これは、しっかりしなきゃいけない時!!

おぼろげだった、旦那の「不倫している」という
事実がだんだんくっきりしてきた目

今を逃しちゃいけない!白黒つける!!

「どこの誰??会社の人??何歳??いつから??週何回会ってるの??どこで??」

もう聞くことが止まらない。畳み掛ける。

「どうして....なんで.......」

一瞬、シャッキリ立ち直った気持ちもすぐに折れて
号泣。

「相手は会社の人だよ。
2人で会うのは週一回もないくらい。
あとは言えない。」

真面目な顔で答える旦那。

「....名前と連絡先教えて。直接相手にも聞く。」

しゃっくりあげながらやっと言葉を出す。

「ダメだよ。相手に迷惑かかる。」

「どうして??2人でやってることでしょう??」

「彼女のことが大事なんだ。俺が全部悪い。」

「...........」

もう何も返せない。
旦那を見据えてただ涙を流す。
沈黙が流れる。
旦那は無言で寝室に上がっていく。

.......癒えない心の傷を抱えたままで、
知らない土地で、
育休中で社会とも隔離され、
旦那も両親の手も借りれず、
1人で小さい子を2人抱えて、限界。
産後うつになり、自分が嫌いで、
本当に辛くて
もう消えてしまいたかった。

ここが不幸のどん底だと思ってた。

でも、
まだまだ真のどん底は深かった。

暗中模索~さらなるどん底~

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