有り難いことに、妊娠は継続。



つわりが始まった。



とにかく気分が悪い。

座るのもつらい。

横になるのもつらい。



今まで食べられたものが、全く食べられなくなった。



大好きなフルーツも。

食べやすいお粥さんも。



夫の食事を用意するのも辛い。



食事は必ず一汁三菜と自分ルールを決めてあったのに

ご飯を炊くだけで終わることもあった。



段々、お茶を飲むのも辛くなってきた。



飲み込むと、すぐに吐いてしまう。



どんどんフラフラになって、

自分の体が自分じゃないみたいになってきて

怖くなって、義母に泣きながら連絡し

病院へ連れて行ってもらった。

脱水のため点滴を受けた。







夫は、あまり登場しない。

というか、ほとんど登場しない。





不妊治療中も、妊娠してからも。





弱音を吐くと「泣くな」と言われ

食事が思うように作れないと「もう少し作ってほしい」と言われ

病院に点滴をしに行きたいと伝えても「仕事だから、母さんに言って」と言われる。



罵倒されることはないけれど

私はどんどん孤独になっていった。





この時私は夫に何も言えなかった。



仕事を休んで、家にずっといる。

妊娠しているだけ。

母親はみんな同じじゃないか。。。

私だけが特別なわけではない。

私が仕事をしばらく休んでも困らないよう、夫は外で働いてくれている。

















今なら言える。

《お腹にいるのは、あなたの子供です。》

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