と、俺カク志が呟く
能力開発がまだ
とはいえちょっと余裕を持ちたい…
女性向けジャンルでも
能力がどーたらこーたらの
話は多いって話だから…
余裕は大事だけどやっぱり
早いところ能力開発しないと…
と…悶々と考えてたら
んーここで
今日は能力開発を…
と、俺カク志が呟く
能力開発がまだ
とはいえちょっと余裕を持ちたい…
女性向けジャンルでも
能力がどーたらこーたらの
話は多いって話だから…
余裕は大事だけどやっぱり
早いところ能力開発しないと…
と…悶々と考えてたら
ん？
その視界に何か直線が入り込んだ？
その直線の方に目を向けると…
ん？
何だこれは？
三角形が幾つも出てきたり
それが四角になったり
それらが空中に浮いてて…
なんだ？
図形…？
てかホログラムっての？
幾何学模様…？
他にも
トランプのカードのダイヤのマークみたいなのや
アーガイル柄の様な
格子柄の様な
どっかの国の国防総省の本庁舎みたいな形の
五角形になったり
と思ってたら
どっかの調味料会社のロゴマークみたいな
六角形になったり…
そしてもっとすごいと
アラベスク模様みたいな
込み入った幾何学模様にもなってくるし…
しかもそれが幾つもだから
凄いもんだ…
一体何なんだ？
もしかして誰かの能力なのか？
なんてまた悶々と考えながら
その宙に浮いている
そんな幾何学模様や図形の下を
ふと見てみたら…
…
千サブだ…
それ千サブの能力なのか？
って聞きたいけど…
否聞かなくっても何となくわかる…
ここにちょっとの間でも
いるからだろうか？
それに千サブ自身
結構集中してるみたいだから
今話しかけるのはヤバいかな～？
なんてまた悶々と
ちょっと気まずく考えてから…
ズサァ！！
あっ！？
うわっ！
なんだ？
空中をジャンプした？
というより
どこからか何かの
カタパルトで射出した感じの
…侍？
とにかく刀みたいな
長物を持ってる誰か？何かが
千サブが出したであろう
図形や幾何学模様の物体を
そいつ自身がぶつかって
落とした感じか？！
否落としたというより
砕けさせて爆散させた感じ？
しかも何だろう…
千サブの出した幾何学模様や図形に
侍みたいな何かがぶつかったら
幾何学模様や図形がぶっ壊されて
やっぱり砕けた？爆散した！？
しかも、それは
ネイルアートやレジンアクセサリーの中に
混入（ブレンド）する
ラメや某S社のキラキラしたアレ…
そうそう
ビジューみたいなのが
こっち俺カク志の方にも
飛んでくる…！
俺に触れた瞬間
それは消えるけども…
でもそれは一体
誰が？
否何が！？
あっ
わりぃわりぃ！
またあんた大サブ！？
邪魔しないでくれる？
と呆れ半分
怒りちょっと
その他諸々な
千サブに
近くであろうけども
どこからか
小笑いしながらお気軽に謝る
大サブ…
でも俺のも結構なもんだろ？
人の邪魔をするのが
結構なモノ？
勘違いもいい加減にして？
あ～…
大サブが能力で出した人型の何かが
千サブの能力で出した図形や幾何学模様に
ぶつかって壊れて砕けて爆散させてしまった…
て事か？
しかも今度は口喧嘩？
口論も始まってる感じ？
あ～俺カク志は
またちょっと気まずくなってきて…
さっさとこの場を退散しよう…
と、そっと
のっそり動いたら…
おい
カク志
うわっ！？
大サブに気づかれた？
…何？
と、ちょっと覇気を出して
問うてみたら…
さっきっから
千サブの能力鍛錬
見てただろ？
あ、ああ…
確かに俺カク志は
千サブのそれを見てたけど…
それは何かまずいのか？
もしかして俺
盗撮とかの
覗き魔扱いされてる？
なら
気まずぅ～…
へぇ
大サブはカク志がさっきから
私の能力鍛錬を
見学してたのわかってたのか…
ああ
千サブの問いに
ちょっとどや顔で大サブ
あ、千サブにもバレてたのか
ますます気まずく感じる…
じゃなんであんた邪魔すんの？
カク志みたいに大人しく
見てれなかったの？
俺も否俺は能力者だ！
俺も能力鍛錬しないで
どうすんだ？
なんか変に張り合ってる大サブ…
そういえば…
大サブの能力って何なんだ？
でもその前に…
…千サブの能力は
もしかして
自分のエネルギーを
三角や四角とかの
図形や幾何学の模様の
何かを
形成して
具現化
実体化
そして出すのかい？
ちょっと勇気を出して
千サブに能力確認をしみた…
うん
そうだけど
ああ
案の定、そうの様だ…
そうなんだ
それで出した図形や幾何学模様とかを
一定時間だけ宙に浮かせたり
または動きを止めて
浮かせたり
つまり念動力で意のままに
動かす操ることが
する事ができるんかい？
と俺カク志は無難に
なぁなぁと答えたら…
そうそう
まぁ一定時間経てば
または出した
私本人が
消したいと願えば
消えるけど
と千サブはこれまた無難な返事を
返すが
ん？
その近くから…
…
んん？
なんだか何か気配？
否、視線を感じる？
…？
視線の感じる方向に
俺カク志は自身の視線を向け
そっちをちょっと見てみると…
…
はぁ？
えぇ？
なんか大サブ
ニコニコしながら
こっち見てるんだけど…
…
………
……
…
うわ～…
なんだろう？
大サブからのこの
『俺にも能力聞けよ』
っていう圧だかオーラは…
それに反して大サブは
にこやかな笑顔だ…
こりゃ聞かないとまずいかな～？
…じゃ
大サブの能力は…？
と、気圧されれた俺カク志は
ついでに大サブの能力も
そっと聞いてみたら…
待ってました！
俺の能力は…！
ブワァ！！
ザザァ！
ズォォォ…！
おわぁ…
なんか勇ましい人？
武器を持った人型の何かが出てきてる
んだけど？
俺の能力は
自分のエネルギーを所謂
武人とされるモノに
形成して
具現化
実体化
そして出せるんだ！
俺カク志の呟きな質問に
凄く嬉しそうに爛々と説明する大サブ…
そうなんだ…
もしかして
その武人とかを
一定時間だけ宙に浮かせたり
または動きを止めて
浮かせたり
つまり念動力で意のままに
動かす操ることが
する事ができるんかい？
ああそうだ！
まぁその一定時間の長さ
だけには自信あるけどな！
じゃ
一定時間経てば
または出した
大サブ本人が
消したいと願えば
消えるんかい？
そーそーそれそれ！
と大サブが何やら盛り上がってきた時…
んじゃ
私はこれで
あっ
千サブが大サブを尻目に
どっか行ってしまった…
え？
大サブの武勇伝的能力説明に
俺だけ付き合わされるん？
マジ？
カク志！
お前はまだ無能だからな
俺のをちょっとは
参考にしろよな！
…
無能とか…
ズバリ、ダイレクトに言ってくれるじゃないの…
でも本当の事だからガツンと言い返せない
だから…
そりゃどうも…
って俺カク志は
やっぱり無難な事しか
言えないんだよなぁ…
はぁ
自分自身が情けない…
よーしノッてきた！
どんどん出すぞー！
どんどん出すぞー！
どんどん出すぞー！
どんどん出すぞー！
あ、ああ…
何この
伝説のお笑い番組のコントの
買い物に来た外国人さんキャラのものまねの様な
海賊漫画のドラムの音色の様な…
言い回し？
ほーら
こいつに触らせてやる！
石みたいだろ？
まるで戦国時代に使われた
投石みたいだ！
俺触った事ねーけど！
あ、ああ…
とにかくちょっとの間だけど
大サブの武勇伝的性癖開示
じゃなかった能力自慢開示
じゃなかった鍛錬に付き合わされた
俺カク志なのであった…
