探偵事務所でフェリックスは
アイスクリーム屋さんに調査に行った
ワトリーの報告を聞いていた
探偵事務所でフェリックスは
アイスクリーム屋さんに調査に行った
ワトリーの報告を聞いていた
アイスクリーム屋さんは
どうでした?
うん。
ちゃんと店内をさがしたのだ。
探した?
何を探したんですか?
きっと犯人は盗聴器で中高生の話を聞いていたのだ。だから、
盗聴器があるのか探したのだ。
フェリックスはしばし沈黙し
その後ゆっくりと尋ねた。
それで見つかった?
盗聴器を店長と一緒に探したけど出てこなかったのだ。
店長を疑って店に行ったのに、
その店長に盗聴器の話をしたんですか?
最初はボクだけで探していたら、店長が『何か探してるの?』って聞くから、つい…
フェリックスは頭を振りながらも
口元には微かな笑みが浮かんでいた。
ワトリー、
他に誰かに会いませんでした?
うーんと..会ったのだ!
管理長がいたのだ。
1匹でいましたか?
娘さんと会っていたのだ
なぜ娘さんだと分かったのです?
店長が言っていたから確かなのだ。
時々娘さんと会うらしいのだ、
奥さんとは離婚しているようなのだ。
店長の情報力は際立っていますね
でもね、あの店長は犯人ではないのだ、親しみやすくて、やさしいのだ。
ボクが一人で探索してるのを見かけて、アイスクリームまで差し入れてくれたのだ。
フェリックスは一瞬、ワトリーの口元を見た後、
そのようですね
私も店長ではないと思ってます。
いったい誰なのだ?
私は重要な事を見落としていたのかもしれません。
あの手紙の主は誰なのか。この街をどのように出たのか。フェリックスの目には、
謎を解き明かす決意が明確に浮かんでいた。
つづく
この先の文章は物語の展開とは無関係ですので、読み飛ばしていただいて問題ありません。
フェリックスさん
重要な事って何ですか?
ミミちゃんが姿を消した謎を追跡するうちに、肝心なことを見落としていたのです。
へぇ以外にポンコツですね
なんだと(怒)
私がポンコツならば
あなたは廃棄処分寸前。
なにぃ(怒)
私をポンコツ探偵にするのも、名探偵にするのもあなた次第というのをお忘れなく!
はい...
だいたいこの事件は、いつ完結するんですか?いつまでもグズグズグダグダ...
す、すみません...
まだまだ続きそうなのだ