とある男が、自宅のリビングにある大きなソファで寛いでいたが、急に慌てて体を起こした。

今日は妻の誕生日じゃないか!
去年も忘れて、とんでもない事になった。
せめてケーキだけでも
買っておかねば!

そう思い立って部屋から出ようとした男は、テーブルの脚に爪先をぶつけ、痛みに思わずしゃがみ込んだ。

這々の態でどうにかソファに戻り、男が傷めた足を押さえて呻きながら呟いた。

あれ?なんか大事な事を忘れているような?

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