カズマ

わぁ……こんな緑たくさんのところも、あるんですね

レイ

ふふ、自分も初めて知りました〜!長閑で良い雰囲気ですね〜

カズマ

レイさんも初めて来たんですか?

レイ

ええ〜、そうですよ〜

レイ

自分は基本的に〜、時計台周辺をうろついていましたから〜

レイ

あとは〜、自宅と他の方の家との〜行き来していたくらいですね〜

レイ

ですので〜、ここの地形についてはカズマさんの方が〜詳しいかもしれません〜

カズマ

うーん、でも俺もそんな遠くにまで足を運んでいるわけではないですし……

レイ

昨日

カズマ

はい?

レイ

昨日〜、朝から連絡が取れなくて〜心配したんですよ〜

カズマ

あ!ご心配をおかけして、すみません

カズマ

昨日は少し、ユヅキさんと一緒に遠くの方に行っていたんです

カズマ

遠くと言っても、まぁ、ここに来る時と同じくらいの道のりでしたけど

レイ

へぇ〜、その場所も〜ここと同じように長閑だったんでしょうか〜?

カズマ

いえ、全然

カズマ

むしろ、少し……

たすけて……たすけてたすけて……

カズマ

重苦しい……と言うより、気味が悪かった

レイ

ふむ〜、この場所は色々な雰囲気があるんですね〜

レイ

カズマさん〜

カズマ

はい?

レイ

次にユヅキさんとデートに行くなら〜、こんな風な場所が良いですよ〜♪

カズマ

でっ……!?

レイ

ふふっ、お顔が真っ赤ですよ〜

カズマ

き、昨日のはデートじゃなくて!ただ、その、気分転換に散歩を……!

レイ

へぇ〜〜〜♪

カズマ

それに!途中からソウスケさんとも合流して、最終的にはシグレも来て……!!

レイ

あれ〜、ソウスケもそちらにいたんですか〜

レイ

道理で〜、ソウスケとも朝から連絡が取れなかったんですね〜

カズマ

?でも、ソウスケさんと合流したのは結構後でしたよ

レイ

あぁ〜、じゃあまたメッセージが無視されていたんですね〜

レイ

まったく〜、彼はもう少し周りと歩調を合わせれば良いのに〜

カズマ

……レイさんは、ソウスケさんのことを随分気にされていますよね

レイ

え〜?そうでしょうか〜?

レイ

自分ではよく分かりませんが〜、でもカズマさんがそう言うのならば〜そうかもしれません〜

カズマ

……レイさん、今度この場所でソウスケさんとデートしてはどうですか?

レイ

え〜、お断りです〜

レイ

ソウスケは絶対に仏頂面で〜、「あぁ」「そうだな」くらいしか〜喋りませんよ〜

レイ

そんな会話〜つまんないじゃないですか〜

カズマ

……そうですね。確かに、仏頂面で相槌を打つだけになりそうです

レイ

ふふ〜、そうでしょう〜♪

レイ

そんなソウスケに対して〜、カズマさんはちゃんとお話してくれるので〜楽しいですよ〜

レイ

えへへ〜、今日はカズマさんを誘って正解でした〜!

カズマ

……俺も、こうしてレイさんと気分転換できて良かったです

レイ

昨日はデートで〜、心臓がバクバクでしたもんね〜?

カズマ

だっ、だからデートじゃないです……!!

カズマ

……って、忘れるところでした

カズマ

さっき、時計台で言っていた「記憶の欠片の正確性」について……どういうことでしょうか?

レイ

あぁ〜、すっかり忘れていました〜

レイ

そのままの意味ですよ〜

レイ

それぞれのプレイヤーに用意されている記憶の欠片……いわゆる「記憶を失う前の自分を知る手がかり」ですが〜

レイ

考え方によっては〜、近道のものと〜遠回りのものが〜あると思うんですよ〜

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