それじゃ、今回も張り切ってSAN値チェック行ってみようか。1/1d4だよ。

……引き上げられるか？

無理だね。結構切り立ってるし、雨で足も滑らせ安くなってると思うよ。

置いていくしかないんだね…

…「落ちて砕けてもう一つ消えた」

……砕けて…ってことは、手足とかもバラバラ…？

いや。遠目から見た感じだと、五体満足ではあるようだね。しかし…

その顔は、元がわからないほどぐちゃぐちゃになっていることが、遠目から見てもわかるね。

うっ…

顔が、ぐちゃぐちゃ…

…いやな予感がする…

KP、すぐに屋敷内に戻って、双葉の遺体を確認したい。

ああ、いいよ。天夢はどうする？

…？とりあえずついてくよ。一人になるなって念押された後だし…

ああ、そうしてくれ。

でもどうして今更双葉ちゃんの遺体を？

……予想が当たらなければいいんだが…もしかしたらもう、彼女の遺体は部屋にはないかもしれない。

……え、それって、まさか…

おやおや、いいねぇその顔。さて、双葉の部屋に戻ると…

残念、そこに遺体は見当たらないね。
彼女だったものを冷やしていた保冷材だけが散乱しているね。

やられた…！

……ねえ、これ、かなりまずくない…？

……ああ、まずい。クトゥルフ的にも、推理的にも…

遺体がない以外に、変わった場所はないか？

目星でも振ったらわかるんじゃない？

振る。

俺も振る！

目星と和睦できないのは蘭だけで十分なんだが…

ら、蘭は振り方が中途半端なだけだから！！！！

なんか今日出目光ってんね～。
じゃあ、天夢は遺体があったあたりにこんなものを見つけるよ。

うえ…なにこれ…

共有してくれるか？

ああ、もちろん。

…なんだこれ

何か見つけたのか？

ん、これ…黒くてねっとりしてるなんか。

むやみやたらに怪しいものを触るな…でも…なんだ、これ…

わかんねえ…でも、今朝はこんなのなかったよな？

ああ…つまり、この部屋に何者かが侵入し、これを残していった…

俺たちがいない間、この部屋に入れるのは…

………あの三人、か

…あんま考えたくねーけど…

…………そうだな

…………とりあえず…広間行こうか…

……ああ…

KP、広間に行く。

はいはーい。じゃ、二人呼んでくるね～

……ねえ、これさあ…

……来栖は、本当に死んだのか…？

だよねぇ…顔が…っていうのはもう…

…ヒントはだいぶ出そろってきた気はするが…まだ足りない。

アルバ、今シナリオはどのくらいの進行度なんだ？

そうですねぇ…半分はいってると思いますよ。

まだ半分…っていうのがまた、怖いね…

とにかく…自衛はちゃんとしていこう。次はおそらく…

……そうだね。

はーい、お待たせ！

おかえりなさーい！

どうだったー…って、NPCお二人さんは？いいのか？

まあ、その辺はRPで共有しておくれよ。

ああ、そうだな。

単刀直入に言うぞ。乙姫君の説得に失敗してしまってね…彼女を連れてくることはできなかった。それから…

洋館裏の崖下に、遺体があった。

えっ…？

遺体…って、それじゃあ…

ああ、遺体は来栖さんの衣服を着ていた。顔は損傷がひどく、わからなくなっていたが、おそらく…

…そうなら、まずは引き上げてやんねえと…！

いえ、それはやめておいたほうがいいかと。

来栖さんのものと思われる遺体があった場所は、かなり切り立った崖でした。
大雨が降る中引き上げに行っても、足を滑らせてけがをするのが関の山です。

…そうか…

…とにかく、雨が止むのを待つしかない…ということですね。

ああ、そうだ。
…それから、もう一つ。

おいおい…まだなんかあんのかよ…？

双葉君の遺体が消えていた。

消えたって…どういうことです…？

そのままの意味だ。北川双葉の部屋には、もう荷物と…

おそらく、犯人のものと思われる痕跡しか残されてなかった。

痕跡…？

ええ、黒くてねばついた液体みたいな…よくわからないですが、今朝はなかったものです。

……つまり、なんだ…
俺たちが外にいて、ダレンが眠らされてる間に、誰かが双葉の遺体を動かして、来栖さんを殺したってのかよ…？

ああ、そうなるな。

そういえば…ダレンさんは一体何があったのですか？あんなところで眠るなんて…

それは…僕もわからないんです。
やったことといえば…探索と、その合間に来栖さんが淹れてくれた紅茶を飲んだくらいです。

…それか…

ダレン君、紅茶を飲んだ後のカップはどこに？

来栖さんが片付けてなければ、まだキッチンの流し台にあるはずです。

わかった。波里君、そのカップを調べるのを少し手伝ってもらえないか？

OK。睡眠薬の痕跡がないか、調べるんだな？

そうだ。情報共有が終わり次第、すぐに調べたい。

あー、えっと…余計なお世話かもしれないんですけど…

どうした？

…それより先に、お三方はお風呂に入られてはいかがでしょう？その…ずぶ濡れですし…

あー…そうだな。俺もそれがいい。

…ああ、賛成だ。

そうですね…では、お二人先にどうぞ。僕はあとでいいので…

…いや、そっち二人行けよ。さっきも外出たんだろ？

…いいのか？

おう！俺はそういうの慣れてるし、風邪っぴきにでもなられたら困るしな！
行ってこい行ってこい！

そういうことなら…好意に甘えさせてもらおう。

ええ、そうですね。お先にいただきます。

戸締りだけはしっかりしとけよ。

わかった。

わかりました。お二人も、何かあったらすぐに助けを呼んでください。

おう、あんがとな。
こっちはその間に、外の話しとくわ。

つー分けで…風呂入って、それから再開だな。

OK。風呂後行組は、情報共有以外にやることある？

僕のほうは…やりたいことはないですね。

俺も共有だけだな。先行組は？

特にないな。

俺もないかな。

OK。じゃあ、何ごともなく風呂に入れるね。共有も簡単に済ませられるよ。

やった！！幸先いいな！！

もう二人死んでるんですけど…

んじゃとりあえず…これ、外の情報メモな。

ありがとうございます！

洋館の中は、何もありませんでした…どれもいい感じの調度品だってことがわかったくらいです…

そっか…なんかわりいな…俺たちの誰かが一緒に残ってれば…

大丈夫ですよ！ダレンは元気です！！

それじゃあ…みんなでキッチン行こうか。他思いつかないし…

だな。

OK。それじゃ、カップは流し台にそのまま置かれているね。医学か薬学が振れるよ。

よし来た！！

それじゃあ波里は、カップから嗅ぎ覚えのある香りがすることがわかるね。君の記憶にあるそれは、遅効性の睡眠薬だ。

やっぱり…

紅茶は、来栖さんが淹れたものだったんだよね？

そうです。それをダレンが、部屋に帰ってしまった乙姫さんに渡しに行きました。

なら…薬を入れられるのは来栖さんだけだな…

何のために…？来栖さんは、もう死んじゃってるんですよね？なら、犯人じゃないはずじゃ…

…来栖さんの遺体は、顔がわからないほど損傷していた…そして、今双葉の部屋には、あったはずの遺体がない…つまり…

…死を偽装してる可能性がある…ってことか？

ああ、そうなる。

…警戒はしていこう。多分、次乙姫ちゃんだから守ってあげなきゃ…！

だな。とりあえず…この後は使用人室か？

だな。そこ終わってちょうど夕飯って具合だろ。

ですね…そういえば、お昼食べてませんね…

まあ、一食くらい大丈夫でしょ。

ああ、そうだね。一食だけなら何も問題ないよ。

うっし！んじゃ、使用人室行くか！

りょーかい！