~キャラクター紹介~

コフィン

コフィン=ナヅタヅ(32)

 ハルの居るユフィパーティを、アリスと共に引率したベテラン冒険者。ランディと剣を交えた時しか腕前は見せていないが、深層に挑むベテランだけあって格の違いを見せつけた。
 相棒であるアリスのギャンブル好きに振り回されているが、ここぞという時は意外にも厳しいセリフが多い。古参のルグラと繋がりがあるようで、自身とアリスの事を、『奈落に挑む者』を意味するアディスナーとハル達に伝えている。
 呪われたアイテムへの探求心は尋常ではなく、その話をしてしまうと、朝まで付き合わされる。

アリス

アリス=レイバークラウド
(29)

 力づくの解決が得意なコフィンの相棒。正確は裏表なく直情傾向。ギャンブル狂で探索で得た報酬は全てカジノで溶かしてしまう。方向音痴でもあるが、住み慣れた冒険者区で迷う事はない。
 顔の傷については迷宮でのものらしいが、まだ語られていない。
 導師を目指していたエリスという妹がモロゾフ達のパーティに居たが、死んでしまった事をアデルに語った。 

モロゾフ

モロゾフ(27)

 リュウ達の引率をキャロウェイと共に任されたゴロツキ冒険者。手製のタバコを好む愛煙家。
 デメルとヴィタメール、キャロウェイと共に、迷宮探索をしている。日銭暮らしのゴロツキに見えるが、腕前は確かで六~八階層の三層地帯を何年も探索している猛者。
 誰に対しても愛想のかけらも見当たらない。
 導師であるアデルの腕前を神格化するほど認めており、『偉大なる導師様』と尊敬している。

デメル

デメル(24)

 ハル達とは酒場でよく一緒に飲むヴィタメールの双子の兄。荒っぽく喧嘩っ早い。
 リアとダナンが、ギダとのギャンブル勝負の時にヴィタメールと共に参戦した。ギダを負かした後、求愛しているリアがダナンと結婚するを表明。怒りとやるせなさをぶつける為、ギダに100倍返しの報復を与えた。

ヴィタメール

ヴィタメール(24)

 ハル達とは酒場でよく一緒に飲むデメルの双子の弟。物腰は軟らかい。
 リアとダナンにギャンブル資金を投入した。人一人が破滅するほどの金を貯めていたらしく、ギャンブル勝負でそれを賭け金にして勝ちに大きく貢献した。
 優しそうだが、中身に鬼を飼っているかのように敵には厳しい。その証拠に敗北したギダへ「君は籠の中の鳥だよ」と恐ろしいことを囁いている。

リア

リア=ミストラン(25)

 自身の家族を滅茶苦茶にしたギダをカジノで見付け、本来の目的である復讐を遂げようとした。その力づくの復讐の現場をダナンに止められ、ギャンブル勝負をする事に。様々な策を弄するギダに苦しめられたが、観客を含む仲間との信頼でギダに勝利する。
 勝負後、違う境遇だが身を挺して守ってくれたダナンと強引に結婚。せっかちな性格は、婚姻までのステップもせっかちだった。
 現在ダナンと共に、レイマールの家族の墓に報告するため帰郷中。

キャロウェイ

アルマーニ・キャロウェイ(38)

 訓練場の教官という立場であり、冒険者としても現役で探索している。リュウ達の引率も行っているが、憎まれ口しか飛ばしていなかった様子。
 エノクの事を「出来た弟子」と裏で言っていたりするが、本人にはボロクソに言っているらしい。
 新人の頃のコフィンの事も知っている様子。

リーベ

リーべ=マイデアルタ(40)

 訓練場の結晶師長であり、聖ユデア教会の真導師に仕える支導師でもある。
 祖父である訓練場長ヴァルガ、それにルグラと共に、『旗』『鍵』『刃』と比喩される何かを集めている様子。
 「今迄築き上げてきたものが遂に動き出すという事。その中心に身を置く彼等の前途を祈りましょう」そう二人に伝えたリーベは何を知っているのかはまだ不明。
 ちなみにチキンカクテルレースでは、初代ヘルクイーンを名乗っていたらしい。

場長

ヴァルガ=ハイヅ(年齢不詳)

 訓練場の場長にしてリーベの祖父。訓練場の長らしい行動はあまり目にすることはなく、気ままに土をいじって暮らしている。
 ルグラとは昔からの付き合いで、孫であるリーベと共に何かを集めている。
 武器を使わず戦うようだが、今でも現役バリバリで、シャセツやタラトが喧嘩を売ってきても返り討ちにしている。

ルグラ

ルグラ=アルバザール(62)

 五階層を攻略したハル達の前に現れた冒険者。方言がきついが、コフィンが指示を仰ぐほどの人物。アリスが「あのおっさん共は別格」と口にしている。
 迷宮の最下層である十階層に辿り着いた数少ない冒険者の一人でもある。
 ジュピターの祖父である有名剣士ジンとも繋がりがある。昔は『六刃(リクジン)のルグラ』と通り名があった模様。

コルティアース

ピット・コルティアース(64)

 ディープスから遠く離れたリュエードという国で、国宝の神剣ジュヅヴァを掠め盗ろうとしていた人物。依頼主は物語中に明記されていないがルグラである。ルグラやリーベが探している『旗』『鍵』『刃』の内、神剣ジュヅヴァは『刃』に値するものと思われる。
 ハルの父であるジエンと共に潜入し、作戦は上手くいくと思われたが、強引すぎるすり替えは失敗。二転三転しジュヅヴァを借り受けることに成功。現在、ディープスへ帰還中。
 ジエンが「軍神的な異名を持つ人」と語られているが、現在それを知る者は少ない。

ジエン

ジエン=ビエント(45)

 ハルの父親で、ゴッツ爺に鍛えられた鍛冶の腕は一級品。
 息子を捨て鍛冶だけをしてきたと本文中にあるが、妻であるサクラのことや、現在に至るまでの経緯は語られていない。柔和な性格な為、駄目男と思われがち。だが、鍛冶への情熱は本物であり、女王にも偽物という言葉の訂正を求めるなど、ゴッツ爺譲りの頑固な部分も見せていた。
 現在リュエードで女王お抱えの鍛冶師として暮らしている。

女王

女王(年齢不詳)

 10年程前に建国されたリュエードの若き女王。性格は気さくにして明るく奔放でいて苛烈。国宝の神剣を振り回し、失われた祖国を戦う為に旗を掲げ戦った経歴を持つ。
 ジエンとコルティアースが潜入してきた時、作戦が露見したが、ジエンの鍛冶の腕前に惚れ込み不問にした。それどころか国宝の神剣ジュヅヴァを、どこの馬の骨か分からぬコルティアースに預け重臣を大いに困らせた。
 『宵闇冒険者シバケン』というガキが見る物語の大ファン。

重臣

重臣(年齢不詳)

 リュエードの堅物な重臣。幼い頃より女王を助け、亡国を取り戻す戦いでも重要な役割を果たす。槍の達人でその圧は対する者を震え上がらせてきた。
 潜入作戦時に、コルティアースに散々暴言を吐かれたが笑って堪えていた。すり替え露見後、ジエンとコルティアースを処刑しようとしたが、女王の興味に火が着き邪魔をされる。
 永遠に女王に振り回される可哀想な人w

グスタフ

グスタフ=アーケイン・エダフ
(38)

 シェルナ(レナ)の世話役だった、現レイマール王国の外交官。文武両道で状況に応じて冷静な判断が下せる良識人。棒術をシェルナに手解きしていたのもこのナイスガイ。
 シェルナがディープスで発見され、真冬の蠍亭と呼ばれる店で待ち構えていた。シェルナをレイマールに連れ戻そうとして、リュウ・シャセツ・タラトを纏めて一掃。だが、シェルナの成長を目の当たりにし、冒険者としての活動を黙認する事になる。その後、大切なブローチをシェルナにおねだりされ差し出す羽目に。
 リーベや場長とも面識があるようで、影ながらシェルナ達に支援をしている。

 前回から随分と話が進んだ為、二週に分けて紹介させて頂きます。
























と、前回も書きましたが、まだまだ細かいキャラクターがいるので、更にもう一週に分けて書きますw

航章以降のキャラクター紹介(2)

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