サバキ ラン
SAN57→3クリティカル!
減少値1D4→2
57→55
不定の狂気発症
長期発狂表1D10→5
 
 

イツシマ ケイジ

……!嘘だろう…!?

フェティッシュ

サヴァラン ブリュレ

………………

イツシマ ケイジ

………………

イツシマ ツナグ

………………

サヴァラン ブリュレ

…………スゥーーーーーーー

サバキ ラン

あのバカ野郎!!

サバキ ラン

絶対連れ戻す!!

サバキ ラン

何があっても!!

サバキ ラン

絶対!!!!!!

サヴァラン ブリュレ

日記投げ捨ててゆうぐれ遊園地へ!!

イツシマ ケイジ

あははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!

イツシマ ツナグ

マジか~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

サヴァラン ブリュレ

くっそおおおおおお!!

イツシマ ケイジ

じゃ、じゃあ…君は、夕暮れ遊園地に到着するよ!
たどり着いたころにはもう夕方だね!!

イツシマ ケイジ

入り口には誰もいない。
休業してしまったのか、それとも従業員も世界滅亡に備えて帰ってしまったのかはわからない。
入り口を強引にくぐり抜けて、君は遊園地の中に入っていく。

イツシマ ケイジ

向かう場所は!

サヴァラン ブリュレ

観覧車!!

イツシマ ケイジ

目星!!

サヴァラン ブリュレ

ypaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!

サバキ ラン
目星52→71失敗

イツシマ ケイジ

じゃあ君は何も見つけられない…!
ただただ目的地へと邁進するのみ…!!

サヴァラン ブリュレ

あれ…大丈夫これ…?何か取り逃してる…!?

イツシマ ケイジ

サヴァランは しょうきに もどった!

イツシマ ツナグ

ロール失敗で元に戻るのか…

イツシマ ケイジ

観覧車は、どうしてか、昨日と同じようにのんびりと動いていた。

イツシマ ケイジ

たどり着くとそこには、ゴンドラを待っている世時がいるね。もう次のゴンドラは、もう彼の目の前だ。

サヴァラン ブリュレ

止める!

イツシマ ケイジ

…そうだね…

イツミ セイジ

……!

イツシマ ケイジ

走りながら迫ってくる君に、世時は気が付く。すると、彼は逃げるようにゴンドラの扉に手をかけるよ。

イツミ セイジ
???→???

サヴァラン ブリュレ

っ…!

イツシマ ケイジ

……

イツシマ ケイジ

君は、彼がゴンドラに乗り込む直前に、彼の手をつかむことに成功するね。

サバキ ラン

待て世時!!

イツシマ ケイジ

…しかし、その勢いは君にも世時にも止められなかった。
君は、彼といっしょにゴンドラに乗り込んでしまうね。

イツシマ ケイジ

そのまま、扉が閉まる音が響く…もう逃げられない。

イツミ セイジ

……どうして?

イツシマ ケイジ

世時が、震える声で、そう問いかけてきた。
彼の手には、一本のカッターが握られている。

イツシマ ケイジ

これで自殺しようとしていたのだろう…君は、そう思うことだろう。

サバキ ラン

はあ…はあ…まに、あった…

イツミ セイジ

………

サバキ ラン

………それ

イツミ セイジ

…………

サバキ ラン

…………

イツミ セイジ

…蘭、サマ…?

サバキ ラン

……はあ…お前って、本当にしょうがない奴だよね…

イツミ セイジ

な…

サバキ ラン

危ないよ。そんなもの持ってちゃ…ここ揺れるし。

イツミ セイジ

で、でも…

イツミ セイジ

…いや、違う。それでいいんだ。
危ないのは蘭サマのほうだよ!

イツミ セイジ

どうしてきたの?ここにいるってことは、もう全部知ってるんだろ?

イツミ セイジ

俺がやらなきゃ!あなたは死ぬんだ!もう然木蘭として生きていけないんだよ!!

イツミ セイジ

なあ、わかるだろう…?そんなのだれも望まない…何より、俺が許さない…!

イツミ セイジ

頼むから!!邪魔しないでくれよ!!
覚悟だって、やっとの思いでしたんだ!!なのに…早くしなきゃいけないのに…!

イツミ セイジ

また、俺はあなたに縋ってしまう…!
また…また…!

サバキ ラン

………また、なに?

イツミ セイジ

…………

サバキ ラン

…ねえ、今日が終わるには、まだ時間がある。ちょっと話そうよ。

イツミ セイジ

…そんな…

サバキ ラン

だめだよ

サバキ ラン
DEX×5(40)→96ファンブル!

サバキ ラン

…っ!

イツミ セイジ

あっ…!

ダメージロール
1D4→4

耐久13→9

イツミ セイジ

蘭サマ!!

サバキ ラン

いったぁ……うまくいかないもんだね…

イツミ セイジ

ど、どうしよう…止血しなきゃ…!

サバキ ラン

いらない

イツミ セイジ

でも!!

サバキ ラン

世時

イツミ セイジ

っ…あ…あ…

サバキ ラン

…これ、結構痛いよ。きっと、死ぬのにも時間がかかる。
だから…ね。そんな危ないの、持ってちゃだめだ。

サバキ ラン

今はよかったけど…こんな狭いところで、足場も不安定だし…

サバキ ラン

次は、俺の喉に刺さるかもしれない。

イツミ セイジ

いっ…!

サバキ ラン

だから…刃しまって。外に捨てて。

イツミ セイジ

…だめだ…

サバキ ラン

…世時

イツミ セイジ

だめだ…だめだだめだだめだだめだだめだだめだ絶対にだめだ!!

イツミ セイジ

だって…だって、俺がやらなきゃ…俺が死ななきゃ…!蘭サマが…蘭サマが…!!

サバキ ラン

…まったく。聞き分けのない奴だね。

イツミ セイジ

!く、来るなーー

サバキ ラン

世時

イツミ セイジ

!!

サバキ ラン

大丈夫…大丈夫だ。

イツミ セイジ

な、にも…だいじょうぶ、じゃ…!

サバキ ラン

あれ、忘れちゃった?
俺、昨日言ったよねーー

サバキ ラン

「死ぬときは一緒だ」…って

イツミ セイジ

…!

サバキ ラン

…ねえ、世時。
君は、本当に俺のこと、好き?

イツミ セイジ

今更…好きだよ…じゃなきゃ、こんなこと…!

サバキ ラン

そう…なら、俺のことも、信じてくれるね?

イツミ セイジ

しん…じる…?

サバキ ラン

………

サバキ ラン

予告する!!

イツミ セイジ

…!?

サバキ ラン

ただ今より、この国…この世界は、この私、怪盗きゃらめるが頂く!!

サバキ ラン

そして…!

サバキ ラン

……お前の命も、俺が一時的に貰い受ける

イツミ セイジ

………

サバキ ラン

…そういうことだからさ、世時。

サバキ ラン

俺と死んでくれ。

イツミ セイジ

…………

イツミ セイジ

…………

イツミ セイジ

…はは…

イツミ セイジ

あはははははは!!

サバキ ラン

…悪い案じゃないだろう?

イツミ セイジ

あはは…はは…!
……はあ…

イツミ セイジ

…負けたよ。蘭サマ。

サバキ ラン

…うん。ありがとう。

イツミ セイジ

ああ、もう…俺も蘭サマも死ねないじゃん…これで本当に、世界が終わったら蘭サマのせいだからね…

サバキ ラン

ああ。全責任をとってやるよ。
何せ、所有者だからね。

イツミ セイジ

………蘭サマ…

サバキ ラン

…なに?

イツミ セイジ

……ありがとう。

サバキ ラン

……ああ。

イツシマ ケイジ

観覧車が、てっぺんへと登った。
そこで、一旦観覧車が停止する。

イツシマ ケイジ

世時はぼろぼろと涙を流しながら、君のことを抱きしめた。

イツミ セイジ

君のために世界を失っても、世界のために君のことを失いたくはなかった…

イツミ セイジ

…あなたの犠牲で成り立つ世界なんて、いらない

イツシマ ケイジ

泣きながら、世時はそう告げて、つよくつよく君のことを抱きしめる。
痛いほどに、つよく。

イツミ セイジ

……ごめんな、こんな方法しか取れなくて

サバキ ラン

…ほんとだよ。さんざん人のこと心配させてさ…

イツミ セイジ

あはは…ごめん…

イツシマ ケイジ

そう謝る声が聞こえたかもしれない。

イツミ セイジ

……でも、なんだか満足だな

イツシマ ケイジ

そっと、世時の片手が君の目を覆い隠した。
赤々とした夕日で焼かれそうだった目が、暗闇の安らぎに委ねられる。

サバキ ラン

何するんだよ…

イツミ セイジ

こんなの、見るもんじゃないよ

サバキ ラン

自分のものが壊れる瞬間くらい、見せてくれたっていいじゃないか。

イツミ セイジ

ふふ…ダメ。これは…俺だけの宝物にするんだ。

イツミ セイジ

俺も一応、怪盗だからね

サバキ ラン

なんだよ、それ…

イツミ セイジ

……ねえ、蘭サマ

サバキ ラン

…うん?

イツミ セイジ

……大好きだよ。世界が終わっても、そばにいたい

サバキ ラン

…………本当に、お前は…本当に、馬鹿だなぁ…

イツシマ ツナグ

最期の瞬間まで、君たちはお互いをつよく抱きしめあった。

イツシマ ツナグ

世界の終わりというものは等しく、どうしようもなく静かに終わる。
あなたは、自分の存在が無に帰していくのを感じる。

イツシマ ツナグ

最期、うっすらと、世時の手の隙間から見えた世界は。
赤々とした夕日に照らされて、ぼろぼろと、崩れ落ちていく世界だった。

イツシマ ツナグ

その崩落に、君たちも飲み込まれる。
しずかな、しずかな、世界の終わりで。
つよく自分を抱きしめる、相手の腕を感じながら。

サバキ ラン

…また、一緒に…

君たちは、
1週間と5分前に造られた世界とともに、
心中する。

イツシマ ツナグ

ーーどこかで声がした。

素晴らしい!素晴らしい精神性ですねえ

自分と大切な他人のためなら世界の全てを犠牲にする愛!

これを身勝手と言わずなんといいましょうか

まぁ、良いでしょう。あなたたちの勇気と、その身勝手さに免じて、今回は見逃してあげますよ

……別の誰かは犠牲になるのですがね

イツシマ ツナグ

そう嘲り笑う声が、暗闇の中で聞こえた。
それは、占い師と名乗った男の声に似ていた。

イツシマ ケイジ

君は、目を覚ます。
今日は月曜日。11月13日の、月曜日だ。

イツシマ ケイジ

なんだか、怖い夢を見た気がする。
世界を終わらせるような、身勝手な夢だった気がする。

サバキ ラン

世時!!

サヴァラン ブリュレ

…って、飛び起きるけど…いる…?

イツシマ ケイジ

ここにはいないね。

サヴァラン ブリュレ

ブレスレットは!!

イツシマ ケイジ

あるねぇ

サヴァラン ブリュレ

探しに行く!!どうせ臨時休業看板出しっぱなしだし!!

イツシマ ケイジ

OK。それじゃあ、君はさっと着替えて外に駆け出すべく玄関の扉を勢い良く開けるね。
ここで幸運振ってくれるかな?

サヴァラン ブリュレ

えっ…

サバキ ラン
幸運65→80失敗

サヴァラン ブリュレ

やだーーーーーーー!!!!

イツシマ ケイジ

ふふふ、それじゃあ君は…

イツシマ ケイジ

外に出ようとした瞬間、勢いよく何かにぶつかるね。

サバキ ラン

いっ!?

うわってえ!?

イツシマ ケイジ

ぶつかった対象は、どうやら人間のようだ。相手も額のあたりに手を当てながらうずくまっているね。

イツシマ ケイジ

…そして、君はその人物をよく知っている。

イツミ セイジ

いってぇ…勘弁してくれよ、もう…!

サバキ ラン

……せい、じ…?

イツミ セイジ

…おう

イツミ セイジ

…おはよう、蘭サマ!

イツシマ ケイジ

世時は、いつも通りの笑顔を君に向ける。その顔に、もう影はない。

イツミ セイジ

……約束、守れたな。よかった

イツシマ ケイジ

そう言って笑いながら手を差し出す世時の手には、あの夢の中で買ったブレスレットが光っていた。
君の腕にも、ブレスレットがはまっている。

サバキ ラン

…ああ、そうだね。

サバキ ラン

おはよう、世時!

イツシマ ケイジ

あれは、夢ではなかったのだ。
確かに自分は、どこかの世界を滅ぼしたのだ。
そんな、罪の証が、手首に光っていた。

イツシマ ケイジ

しかし、その罪は。
目の前の人間を、世界よりも大切だと思った、愛の証なのだろう。

イツシマ ケイジ

生きているという罪よりもなお重い、身勝手で傲慢で、されど美しい人間特有の、愛という罪の証が。
君と彼の、腕にあった。

イツシマ ケイジ

今日も君の世界は、生きている。
テレビのニュースで、誰かが不可解な死を遂げたというニュースが流れていた。

イツシマ ケイジ

君の代わりに。
目の前の、大切な人の代わりに。
それでも、君と世時は、生きている。

イツシマ ケイジ

あなたの世界の滅亡は、まだ当分、先らしい。

エンドA
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