サバキ ラン
アイデア80→15成功
朝起きると、頬を何かが伝っていた。
また夢を見たのだろうか。
酷く嫌な夢を、見たのだ。
否、嫌な夢ではない。
酷く、悲しい、夢を見た。
そんな気がしたのだ。
……
サバキ ラン
アイデア80→15成功
おお、無言で振ってきたね
なんか…なんでだろう…
相手が逸見だってことはわかってんだけど…わかってんだけどしんどい…
これは認めかけてるやつじゃね…?
ワンチャンあるんじゃねえ…?
悔しいけどもう「ない」とは言えなくなってきてる…
やった~~~~~!!!!!!
ふふ、よかったねぇ。
それじゃあ、蘭君は夢の内容を思い出すよ。
夕暮れの観覧車で、逸見を強く抱きしめた。
嫌だ、といったのは
自分だったのかもしれない。
変えられない運命が目の前に
迫っていると知って、
それでもちいさく、
相手の名前を呼んだのだ。
そんな
さいごのゆめ
を見たことを、思い出した。
あれは自分たちの未来の姿なのかもしれない…君は、いやでもそう考えてしまうね。SAN値チェック1D2+1/1D3+2。
サバキ ラン
SAN60→71失敗
減少値1D3+2→4
60→56
…………KP
うん?どうしたの?
……あと1で不定
……ほんとだ
ハウスルール:セッション開始時の1/5のSAN値を失うと不定の狂気を発症する。シナリオに記載があるなどのことがない限り、原則時間経過によるリセットはなし。
ほんとだ~!!
この卓世時以外まだ不定入ったことなかったよな!
ソロでこれはやばい…笑もいないし…!
さっきからいい値出してるもんねぇ…ふふ、どうなるかなぁ♪
と、とりあえず…ご飯食べて…
…あ、そうだ…お休みにしたんだっけ…
そうだね。今日一日かけて、君の調べたいことを調べられるよ。行動回数は、朝・昼・夕の計三回。
さて、どうする?
…神の鼓手について…こういうのは図書館に行ったほうがいかな…やってる?
うん、やってるよ。行くかい?
テレビチェックしてから行く。何かやってる?
いつも通り…世界滅亡への不安を募るような、そんな特集しかやってないね。
そっか…うん。行く。
OK。君は神の鼓手について調べるため、市内の図書館に向かうね。
今日は11月10日の金曜日。
明後日で、世界は終わるかもしれない。
………
市内の大型の図書館に向かえば、人はおらず、閑散としていることがわかる。
図書館の司書さんだけがぼんやりと本の整理をしているね。
みんな…家にいるのかな…
さて、どうする?
…レファレンスサービスを使うよ。
神の鼓手について書かれた本を探してもらう。
OK。なら…少しして、該当する本が一冊、閉架書庫にあることがわかるね。
そのまま待っていれば、持ってきてくれるよ。
読む。
OK。本の内容はこんな感じだったね。
●「神の鼓手について」
酷く古い本だ。閉架書庫に入っていたのも
うなずけるだろう。
中盤に気になる記述を見つける。
太古の昔、この世界を作った神は
長い眠りにつかれた。
この神が目覚めるとき、世界は滅ぶ。
そして、この神を目覚めさせないために、
ひとつのものが造られた。
「スカール」というものである。
これは創造の、盲目白痴の
神のまわりで太鼓を打ち鳴らす
演奏者であり、
神を目覚めさせないために
手が痛くなっても、疲れても、
子守唄を奏で続ける。
全ての世界が神により
破壊しつくされない為に、
スカールは太鼓を打ち鳴らす。
スカールがその寿命を終えるとき、
また新たなスカールが
選び出されるだろう。
スカールがその役目を拒むのであればーー
世界は永遠の眠りにつく。
………盲目白痴の神…文字化け男…フルート……スカール…………
はああああああああ………やっぱりお前か…………
あはは!!リアル神話技能成功しちゃったみたいだね!おめでとう!!
つまり…これ、逸見がスカールに選ばれて、最後に俺と思い出づくりしたがってるってこと…?
あのさあ…(頭抱え半ギレ)
しんどさに押しつぶされそうになってるところ悪いけど、描写続けるよ。
君が全て読み終えると、最後のページからメモが落ちてくるよ。
見る
OK。では、そのメモは比較的新しいようで、こう書かれているね。
選択肢は、提示されたものだけとは限らない
……わかった
うん?
わかった!わかったよ探してやるよ!!
あいつが一人でなんか抱えてて、俺全然気づいてなくて、向こうが勝手に終わらそうとしてるの、なんか気持ち悪いし!!
俺が…いや、蘭が絶対幸せにしてやる…覚悟しろ逸見…お前の目論見通りにはいかせないからな…!
さ、サヴァラン君が…壊れた…!
だいぶリアルSAN値削れてたからなぁ…ここが限界か…
そうと決まれば…KP、本に図書館とかしたら、いい感じでスカールから免れる方法とかーー
ないよ
……え?
な い よ
Mon diew !!!!!!!!
ほ、ほかのとこ…?でも、レファレンス使って、この一冊って…
うーん…そうだなぁ…アイデア振る?
ぜひ!!
サバキ ラン
アイデア80→94失敗
…………あはは☆
んんんんんんん???????
それじゃあ残念だけど…昼の間、ずっと出てこない情報を探して図書館の中を探し回ることになるね!
貴重な探索時間が…!
さて、夕暮れだね。図書館はもうすぐ閉館時間だよ。どうする?
んん~~~~~~……
は、白痴の王に関して…レファレンス…
そうだなあ…じゃあ、図書館振ってみようか。
サバキ ラン
図書館30→25成功
よっし…!これで…!!
それじゃあ…
……司書は、もう一度閉架書庫に足を踏み入れたと思うと、数分後に真っ青な顔をしながら、一冊の本を持って出てくる。
…いや、それは本というより、手記といったほうが近いだろう。経年劣化で朽ちかけたその本は、おおよそまともなものだとは思えない。
君は思うだろう。「この本はなんだ?図書館に蔵書されている一冊がまさか、これほどまでに劣化しているなんてこと、ありえるのだろうか…」と…
差し出されたその本…いや、手記の表紙には、異国の言葉で「LIBER IVONIS」とーー
すみませんネットで解決しちゃいました本当にすみません戻して大丈夫です本当にごめんなさい
では、司書は青い顔のままそれを戻しに行くね。
ご、ごめん司書さん…
それじゃあ、図書館は閉館時間になるね。君ももう思いつかないみたいだし、帰るかな?
うん…そうだね…借りた本戻して、帰るよ…
OK。じゃあ…本を戻すために、もう一度メモを目にすると思うんだけど…なぜかなんとなく、それを持ち帰らねばならないという思いに駆られるね。
え…
そしてそのまま、それをポケットに入れて持ち帰ってしまうことだろう。
ば…ばれない…?
ああ。問題なく持ち帰れるよ。
今はきゃらめるとして動いてるんじゃないからなぁ…ちょっと罪悪感が…
きゃらめるの時は罪悪感わかないんだ…
基準がわからないぜサヴァラン…!
家に帰るよ。普通に過ごして寝るけど…電話は来る?
ああ…その前に。
夕ご飯の準備をしたりしながら、君はテレビをつけていると思うんだけど…相変わらず、世界滅亡や暴動に関してのニュースであふれる中、こんなニュースが聞こえてくるね。
世界の滅亡を予言したカルト教団は、
「神の鼓手」という本を
教典としていたようです
世界の滅亡まで、あと二日です
…経典だったのか、あれ…じゃあ、あのメモも…?
…さて。なにかすることはあるかい?
…そうだ、メモ、裏には何か書いてない?
何も書いていないね。真っ白だ。
…そっか…うん。じゃあ、いいよ。もう何もないかな。
OK。それじゃ…
寝る直前、君のスマートフォンにメッセージが送られてくるね。差出人は…世時だ。
見る。
OK。内容は
明日、寝過ごさないようにな!
九時前に、S駅集合だぞ!!
というものだね。
…………
OK。お休み。
とだけ送って寝る。
OK。それじゃあ君は、遅刻しないよう、いつもより早く眠りにつくだろうね…
おやすみなさい、いい夢を。