朱華 緋奈子

魔法、まほうかぁ……

朱華 緋奈子

とほわんほわん、何か想像中。

祈雨丸(PL)

何か空想にふけっているな…?と気付き、

祈雨丸

やはり、気になりますか?

祈雨丸(PL)

自分にとっては珍しい事でもないんだ…

朱華 緋奈子

まぁ、そりゃねー。うちらにしてみればファンタジーだったことだし

GM

シノビも大概だけどな。

祈雨丸(PL)

それな。

朱華 緋奈子

やっぱ魔法って響きがさー

祈雨丸

忍びの術もなかなかのものと思いますが……人でありながら超人的な力かと

祈雨丸(PL)

今更()

GM

ふふwww

朱華 緋奈子

え? あー、まぁ、確かに…‥? 考えてみれば、うちらも結構なことしてるね……?

朱華 緋奈子

まぁ、忍術は“技術”でもあるからなー。説明できないタイプのもあるけど……

祈雨丸

鞍馬の体術も、斜歯の科学技術もまた超人的な物です。あなたの発火能力も……人の身で人を超える力をもって、しかし人の中で生きている。これはあなたが思う以上に大変なことかと思います

朱華 緋奈子

そう、かな……


改めてそう言われて、何となく居住まいをただす。

朱華 緋奈子

……まぁ確かに、学校とかで周りのみんなと“違う”ってことを感じるタイミングはある、かなぁ。うっかりするととんでもないことになったりするしね

祈雨丸

その苦労、お察しいたします。普通の忍であれば、その一族や流派の者で構成された職場などが提供されると聞いたことがありますが、緋奈子さんはまだお若いのですから、俗世とのかかわりも密であることでしょう

祈雨丸(PL)

比良坂とか鞍馬とか斜歯とかオトギとか、若いとこう普通の学校とか言ってるけど、いざ仕事ってなると大体その流派が牛耳ってる(?)会社とかに勤めるみたいな世界観だった気がする

GM

ほうほう……

朱華 緋奈子

あー、なんか噂は聞いたことある。まぁ、うちはハグレモノだしねー。他の流派みたいに大きな組織になってるわけでもないし、こんなもんだよ

朱華 緋奈子

しいて言うなら、家単位だけど……、……

朱華 緋奈子

一瞬沈黙した後

朱華 緋奈子

きーやんは?きーやんも神主ってことで、普通に生活してんじゃん?

祈雨丸(PL)

沈黙に気付いたけど、呪いのことを思い出して追及はしないぞ……

祈雨丸

ふふ、これが普通と思われますか?

祈雨丸

初めて会った人間にさえ『浮世離れしている』と気付かれてしまった祈雨が、ですか?

祈雨丸(PL)

と冗談めかして言う…!

朱華 緋奈子

あっはは! そうだったそうだった!(けらけらと笑う)

祈雨丸

魔法使いは、仮初の姿を持つことを推奨されています。人との繋がりを絶やさないために、人と関わるようにと。……祈雨は、他の魔法使いの方々のように器用ではありませんでしたから

祈雨丸

龍種である私には、宝物庫を守る役目も疎かに出来ず……結果として自らを祀る祠を神社とし、神主に扮することで人との繋がりを保っているのです。……この通りですが、ね

GM

そしてその宝物庫に忍び込んじゃったんだなぁ緋奈子……

祈雨丸(PL)

^^ヨウコソー

朱華 緋奈子

わー……やることいっぱいじゃん……

朱華 緋奈子

と言いつつ、宝物庫というワードにちょっとウッとする。

朱華 緋奈子

その、あの時は、ホント……

朱華 緋奈子

ゴメン…‥、と小さな声でもごもご。

祈雨丸(PL)

困ったように溜息を吐き

祈雨丸

それはもう済んだことですよ。それに、いずれ名も知れぬ斜歯に奪われていたのであれば、貴女でよかったと申し上げたはず

祈雨丸

邪龍と成りかけた私を止め、取り返しのつかない過ちを犯そうとした斜歯の彼女を助け……御覧なさい、この町は平和です。私は貴女に、感謝しかないのですよ

朱華 緋奈子

……ん。ありがと

朱華 緋奈子

……あのときはさ、必死で、結局なんとかなったしなんとかできたけど……、でもやっぱりあれから、うち、ちゃんと考えようって思って
あの時は、ギンちゃんに言われるままに、請われるままにーって感じでさ。それやっぱ良くなかったって

朱華 緋奈子

手元の湯飲みに視線を落とし

朱華 緋奈子

……正しいのを選べる自信なんてないけど、考えるのをやめんのだけは、駄目だなって

祈雨丸

……そうですか

祈雨丸(PL)

と頷いて呟く。

祈雨丸

何を以て、それが正しいか、間違っているかを判断することは……どれほどの年月を生きても、難しいことです

祈雨丸

考えることは、大事なことです。それは意志を持つ”人間”に与えられた選択の特権。気の済むまで考えてください。しかし、

祈雨丸

後戻りのできない過ちがあったとしても、あなたはそこで終わりではないと言う事を忘れないでください

朱華 緋奈子

……

その言葉に少しだけ目を見開き、一瞬目を泳がせる。そして、小さく笑う。

朱華 緋奈子

……うん

朱華 緋奈子

この間のも挽回したしね! まぁ、大抵のことはなんとかなるっしょ

祈雨丸

その意気です

祈雨丸

思考することも重要ですが、祈雨は緋奈子さんのその精神こそが大変好ましいと感じています。どうかその笑みを忘れずに

朱華 緋奈子

ぅえ!?

朱華 緋奈子

急に好ましいとか言われたから動揺しますね!!

祈雨丸

祈雨丸(PL)

とくに冗談でもないので動揺に首をかしげますね!!

朱華 緋奈子

う、うん。まぁ、はぃ……が、がんばる、ます

朱華 緋奈子

(またさー、そういうことさー……急にさー……!!)

祈雨丸(PL)

微笑ましい……かわいい……

GM

ふふ…微笑ましさ……

祈雨丸(PL)

そんなこんなで、おおむね満足です!多分この後、お供えのプリンか何か食べた

GM

お供えにプリンがあった!!www
ではその日はまだ療養か、もしくは調査か……少なくとも、まだ緋奈子も自由に走り回れるほどではない、として大々的に動くことは無かった、と言った感じでしょうか。

GM

夜になり、和やかな時間を過ごす。
その後、緋奈子は普通に就寝します。ちなみに、今日も隣の部屋で番を?

祈雨丸(PL)

でしょうね…!まぁ流石に、魔法関係の資料を読みつつの護衛だったと思います!

GM

はーい!それでは、そんな中。少しだけ資料を取りにいったりして離席もしたのではないかな……


ふと部屋に戻る途中、祈雨丸は小さな声に気が付く。庭の方から聞こえくるようだ。

朱華 緋奈子

―、……―


それは緋奈子の声と、紛れもなく彼女の気配だ。
何を言っているかはわからないが、切羽詰まった様子も殺気も特に感じない。

GM

庭の方へ行ってみますか?

祈雨丸(PL)

そう…ですね…!ちなみに、雨は降っててもよいですかね?(RPのフレーバーと言うか)

GM

おっ、そうですね……、いいですよ!ただ、小雨でお願いします!

祈雨丸(PL)

では、近くにあった傘を持ちつつ、庭に向かいます…!

GM

はい……!それでは


庭に近づくと、雨の音に乗るようにして、緋奈子の声が届く。

朱華 緋奈子

—―、……だからさ、きーやんなら大丈夫だって

つぶやくような、しかし、まるで誰かに向かって説得するような言い方です。
そしてしばらくの沈黙のあと

朱華 緋奈子

……もー……わかったわかった

とあきらめたような溜息。
ちょうどそのあたりのとき、緋奈子の姿が目に入るだろう。
庭の中央。雨の中、彼女は一人たたずんでいた。
空には雲がかかっているというのに、朧な月光に照らされた緋色が淡く光る。
ふと、彼女がこちらを向き、驚いたように目を見開く。

朱華 緋奈子

あれ? きーやん?


まるで祈雨丸が近づいてきていることに気づいたかのように振り返ったと言うのに、当の本人はきょとんとした様子だ。
彼女の周りに、人影は見えない。

祈雨丸(PL)

普通に歩み寄って傘を差し出し

祈雨丸

こんな夜に傘もささずに……風邪を引かれますよ

祈雨丸(PL)

とまずは…ね

朱華 緋奈子

あー、ごめん。ちょっと眠れなくてさ。ありがと

祈雨丸

(私の“同化”を見抜いた?……彼女では、いや、中忍の技量では見破れぬはずだが……)

祈雨丸

ところで、誰か客人でもいらっしゃいましたか?

朱華 緋奈子

……え?なんで?

祈雨丸

声が聞こえたものですから

祈雨丸(PL)

第三者の、とか、緋奈子ちゃんの、とか細かいことは言わない……

朱華 緋奈子

……ああ、……もしかしたら、うちの独り言が聞こえたのかも。恥ずかしー

祈雨丸

……

祈雨丸(PL)

その笑みを暫く見つめ、

祈雨丸

なにも斯様な場所で散歩など……。……いえ、私が口を挟めることではありませんね

祈雨丸(PL)

と追及はしない…

朱華 緋奈子

きーやんも散歩してるもんね。それも雨の中さー

祈雨丸

祈雨にとっては、この程度の雨が最も過ごしやすいものです。恐ろしいのは、寒さと乾燥ですから

朱華 緋奈子

あー、じゃあ冬ヤバいじゃん

朱華 緋奈子

と軽口をたたきながら、部屋に戻ろうと歩き出す。

祈雨丸(PL)

ほう……
かまかけ……じゃないけど、ちょっとだけ違和感を覚えたので、軽いアクション挟んでもいいですかね…?

GM

お、どうぞ……!

祈雨丸(PL)

ではさっきまで雨ざらしになっていた緋奈子ちゃんの、長めの前髪がぺったり貼りついてるのを見つけて、

祈雨丸

お待ちください……

祈雨丸(PL)

と引き止め、振り向いたところで緋奈子ちゃんの前髪を指で目に掛からないように流したい。
怪しい、と思ったら相手の目を見るんだ(そう言う展開)

緋奈子の目を覗き込む形になる祈雨丸は
彼女の目が、少し遠くをみているような、若干焦点が合っていないような印象を一瞬受けるだろう。
茫然自失というよりは、考え事をしているような、別のことを深く考えている最中のような。
ただ、それは本当に振り返った一瞬だけ。
手を伸ばして前髪を払ってあげた時には、

朱華 緋奈子

へ!? な、なん!? あ、前髪!? うぇ…‥えと、あ、ありがと!!

朱華 緋奈子

しゅばばばっとよくわからない動きで祈雨様から微妙に逃れようとするようなしないような!
まぁ、その行動は完全にただの動揺と照れ隠しですね!

祈雨丸(PL)

ふふ

祈雨丸は先ほどまでの彼女の様子、それに少しだけ既視感を覚える。
その既視感とは、緋奈子と初めて会ったあの時。
彼女が何かを隠しながらしゃべっている、つまりシノビとしてしゃべっているときの印象に近い。
しかし、その直後の反応は完全にいつもの少女のものだった。

祈雨丸

失礼

といって前髪に触れ、
その一瞬の焦点に、感じた違和は半ば確証に変わる

祈雨丸(PL)

(ナニカアルネ!っていう程度の確証)

GM

(ナニカアルネ!)

祈雨丸(PL)

ふふ、では……完全にいつもの緋奈子ちゃんの反応が出たところで、いつもは微笑み返すところを、今はさっきの違和感に引き摺られて、少し眉を寄せた状態でいた…

祈雨丸(PL)

それから、いつもの穏やかな顔で

祈雨丸

失礼しました。もう、部屋に戻った方が宜しいでしょう。夜の冷え込みはこれからです

祈雨丸(PL)

と声をかけ、一緒に帰りたいな……!

朱華 緋奈子

はい!
では、緋奈子はまだちょっと動揺しつつ

朱華 緋奈子

う、うん。そだね……、あ、ごめんタオル借りないと……

朱華 緋奈子

とか言いながら、祈雨様と一緒に帰っていくのでした……。

祈雨丸(PL)

多分このあとタオルで髪わしゃわしゃしてた緋奈子ちゃんが自分の前髪に触れて、『うわーーーー』って頭抱える光景をイメージしつつ(?)

GM

へへへっしてますね!!!間違いなく!!

朱華 緋奈子

ゴロゴロして、ううー、ほんとああいうこと気軽にやるからさぁ……、とか部屋でブツブツ言いながら夜は更けていったのであった……。

祈雨丸(PL)

かわ…

祈雨丸(PL)

祈雨丸は自分の部屋でずっと難しい顔をしていました……夜は更けていきました……

GM

温度差よ…











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NEO HIMEISM 様
https://neo-himeism.net/

【マギロギリプレイ】月明りに照葉舞い | 本編 第一週 二

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