お待たせ。それじゃ、ヴェレッドと天夢が図書室から出ようとすると、外から波里とダレンが入ってくるね

あれ？来たの？

来たぜ！

お二人さーん！！ご飯だぜ～！！

っつって、バーンって開ける！！

危ない！？

びっくりした……

ノックするとか…してくれないか…？

ああ、ごめんごめん！お腹すいてたからよ！！

ほら、みんなでダイニング行こうぜ！！来栖さんの料理、めっっっちゃ美味そうだぜ！！

2人の手取って走るぜ！

あはは、了解♪

あっ、待ってくださいよー！

全く仕方ないやつだな…

そんなに急がなくても、食事は逃げませんよ、多分

みんな仲いいねぇ…そのまま食事でいいかい？

ああ。

いいぜ！

はい！

いいよ

それじゃ、描写するよ。アルバお願い

かしこまです

夕食のメニューは、表面はパリッと、中はしっとりふんわりと焼かれたバタールと、大ぶりに切られた野菜やお肉がたっぷり入った子羊のシチュー…副菜として、色鮮やかなパプリカやトマトで飾られたグリーンサラダと、スッキリとした味わいの白ワインですね。

お酒がダメな方には、白ぶどうのジュースが用意されていますよ。

う、美味そう……

本当に美味しそうなの出てきた……

飯テロだ……

うう…お腹減ります……

私はキッチンにいますので、何かあったらお声がけ下さい。

と言って、来栖は下がりますね

え？一緒に食べないの？

そうですね…

私は使用人ですので…皆様が完食されたあとに食べさせて頂きます。

えー！なんかそれ悲しくね！？一緒に食べようぜ！！

で、ですが…

来栖さんさえ良ければ、僕も一緒に食べたいのですが…ダメですか？

同意見だ。食事は1人より、大人数の方が美味い

1人は寂しいですよ！お隣どうぞ～！

そうですよ～！ほら座って座って～！

一緒に食べましょう！

……そこまで仰っていただけるなら……僭越ながら、ご一緒させていただきますね

そう言って、来栖は自分の分の食事を持って席に着きますね

やったね！

食事1人は寂しすぎるからな…

それじゃ、談笑しつつ食事は終始和やかな雰囲気で終わるね。この段階で、何かやりたいことはあるかい？

うーん…情報交換くらいだな

そうですねぇ…図書室って、どんな本があったんですか？

島の歴史書と、魔術書っぽい何かだな

魔術書っぽい何か…？

なんだそれ…？

読むのに歴史か母国語の半分が必要なんだけど…2人で見事に失敗したんだよね…だから、2人のうちどっちかに読んでもらいたいんだ。

なるほど…それじゃ、後で行ってみましょうか。

だな。本の場所知らないからさ、2人もついてきてくれよ。情報は気になるだろ？

ああ…気にはなるな

んじゃ、食後はみんなで読書会かな？

そうですね！……あ、歴史書の内容も教えて貰っていいですか？

ああ………あ

？

どうした？

……KP、これこのまま渡したら、2人も神話技能増えるのか？

へ！？

うわぁ…やっぱそういう……

そのまま開示なら、増えるだろうね。どうする？

……どうする？

俺は開示でもいいぜ。SAN値上限がへったところで、そんなに困る値してないし…

僕も大丈夫です。ハンドアウト、見せていただけますか？

分かった……これだ

………これしょごたんだよな…

ああ…やっぱりそうです……？

はーい、それじゃ、2人とも神話技能ロールしてね～。固定値5か1D6だよ～

同じ結果流用でもした？

ぴったり一緒だな……

運命かな……？

マジか……どっちが6引いたんだよ…？

(静かに挙手)

(静かに握手)

辛いな……

辛いですね……

島の周りのことについても聞いていいか？

ああ、大概は歴史書と同じ情報だけど…所有主の製薬会社の研究施設とか、住宅街なんかが廃墟として残ってるらしいぜ。

廃墟か……

廃墟マニアにはそこそこ評判らしいですが…危ないので、特別な用事がなければ近づかない方がいいそうです。

ま、自然を楽しめーってことだな！明日は何事もなきゃ、釣りとか泳ぎ行ったりとかしようぜ！

水着を持ってくるという発想がなかった

え

俺も……

え

えっと……実は僕も……

ええ！？嘘！？嘘だろ！？お前ら！！孤島！！孤島だぞ！？海で泳ぐとか、考えるだろ普通！？

いや……はは……

すっかり失念していたね……

僕は元々……火傷跡が酷いので……

お前ら～！！！勿体ねえだろ～！！？？ダレンはともかく！！金髪2人衆！！勿体ねえだろ！！？？

もう頭脳がTRPG脳になってるんだ……許せ継承……

無人島って、未開拓地のイメージしかなかったんだ…綺麗な海岸とかあると思わなくて…ごめんね…？

は～！！もういいし！！1人で沖まで泳いでやる！！

帰って来れなくなっちゃいますよ！？

はいはーい、そろそろいいかな～？

ああ…済まない

進めていいぞー

それじゃ、夕食後の夜だね。片付けがあるからと、来栖はキッチンへ引っ込んでいってしまうね。

図書室行くか？

あ……その前に、僕お風呂行きたいです。

ご飯食べたもんなぁ…確かに行きたい

んじゃあ、一度解散するか？

そうだね。お風呂入ってから、もう一度集まろうか

君たち果敢だね～。まあいいよ。それじゃあみんなお風呂だね。

はい！美味しいご飯でおなかいっぱいになったので、ご機嫌に鼻歌を歌いながら部屋に戻ります♪

んじゃ、俺はそれにハモリながら戻ろうかな♪

ハモ…！？

あ、じゃあさらに低音でハモろうかな♪

…………高音でハモる

なにやってんの君たち？

せっかくだから、みんなで歌唱でも振ってみる？

ふ、振るのか…？

お、いいな！やろうやろう！！

はぁ～？……まあいいけど…初期値1だよ。

振るぜ！

ええ……KP、僕は調律で振ってもいいですか？

確認はするけど振るんだね。別にいいよ。

ありがとうございます！

こういう時ばっか出目いいよね…それじゃ、ダレンは綺麗に歌えたね…だけど…

それ以外はまさにカオスの権化。不協和音を響かせながら4人の男が階段を昇っていく光景が広がるよ。

これwwwwww

女の子SAN値チェック案件なんじゃ…？www

しないけど軽くトラウマになりそうだよね。しないけど。

す、すまない……wwww

君もう謝る気ないね？

ふ、ふふふ……wwww

ま…歌い始めた本人が楽しそうだからいっか。

それじゃ、お風呂はいってまた集合…でいい？

僕は構わない

いいよ～。

お風呂まで済ませたらいい時間だろうしな。さっさと済ませて、今日は寝ようぜ～

そうですね…飛行機では結局寝られてないっぽいですし…

了解。それじゃ、お風呂上がってみんな集合だね。時刻は……20:00頃だ。

さっきの本を持ってきて、みんなで読むよ。

OK。歴史か母国語1/2だよ～

いっ………いっ……！！

……別にいっちゃっていいよそのくらい

1足りない！！！！！

！？

たっか！？

お前…もしかして知識90あるのか……！？

あ、あはは……お恥ずかしながら……

ま、まあでも波里が読めてるから！！な！！また別のところで活かしてくれよ！！

うう……情けないなぁ……

ふっふっふ…それじゃ、波里はこの本をしっかり読むことが出来るねぇ……ほら、持ってけ怪盗？

……………うっわぁ……

何が書いてあったんだ？

その前に、SAN値の減少だよ。1/1D3で振っておくれ

さらに、5か1D6のクトゥルフ神話技能の進呈だよ

電波な内容の本文をみて、少し不快に思ったね。

はは……ワンチャン出てきたな…

神話技能9か……

なあ、これそのまま教えたら…

そのままの影響受けるね

だよな……どうする？

僕は見たい。情報は少しでも多い方がいいからな。

俺も見たいかな。気になったから波里とダレンを連れてきたんだし…

僕も読みます。今回はSAN値も少し余裕あるので…！

由笑くんはずっとカツカツでしたからねぇ…

初期SAN値低いままにするからいけないのさ。それじゃ、公開情報にするよ。

……想像してたより酷かったかもしれない……

同感……

これ……

はい、これを読んだ君たちは、1/1D3のSAN値チェック、及び5か1D6のクトゥルフ神話技能進呈だよ。

それじゃ…ヴェレッドは、その非現実的な内容に、少しだけ不快感を覚えるね。

…………絶対クローズドサークル作られるな、これ……

うん……タイトル、メレンゲ人形…極めつけにこれ……間違いないね……

はいそこ～？？？

ちょっと不安になって来たので、胸元のペンダントを握りしめます…

ああ…歴史書の仙人の話といい…ちょっと穏やかじゃねえよな…？

3人とも、大丈夫か？

……ええ。

だ、大丈夫です…

……ここの主人は、随分変わった趣味の持ち主なんだな…

…人の趣味を否定する気はねえけど……これはちょっとな…びっくりするよな…

はぁ……キッチンを借りて、茶でも飲んで落ち着こう。一緒にどうだ？

え？いいんですか…？

ああ…お誘いいただけるなら、遠慮なく…この気分のまま寝るのも、何だか目覚めが悪くなりそうです…

んじゃ、みんなでお茶飲んで寝るか…

……って、やんわり探索切り上げちまったけど、ここもう情報ないんだよな？

ないね。それじゃあ、ヴェレッドがお茶を淹れて、それを飲んで就寝…でいいかな？

ああ……KP、せっかくだから技能を振りたい

ああ、いいよ。

DEX？

いや……ティータイムだ。

は？

え、何その技能

ヴェレッドは紅茶と茶菓子をこよなく愛する探偵なんだ…だから、ティータイムのセッティングなど軽くできて当然…という技能だな

今は寝る前だから、茶菓子は作らなかったがな

華麗に決めたね。それじゃ、香り高い紅茶を入れることが出来るよ。

オリジナルブレンドはノンカフェインだから、寝る前でも安心して飲めるぞ

暖かい気遣いです……手袋したまま、カップを包み込むようにして飲みますね

ほぁ……温かい……

……うん。いい香りです…紅茶淹れるの、お上手なんですね

うっまぁ…！！こんな美味い紅茶、初めて飲んだぜ…！

ふふ、喜んでもらえたようで何よりだ。

次は茶菓子も用意しよう。

ああ、いいですね…甘いものは大好きです

あ、んじゃあさ。俺すっげー美味しいケーキ屋知ってるから、今度そっちの方行った時買ってくるわ。んで集まろうぜ

いいですね～。ケーキと紅茶はベストマッチングです……

あー！男の子だけでティーパーティーしてる！！ずるい！！部屋からお菓子持ってきますんで、私も参加させてくださーい！！

ああ、大歓迎だ。手すきであれば、来栖さんも呼ぼうか

お、いいねいいね！！みんなで飲もうぜ！！

やった！多分部屋にいると思うんで、乙姫ちゃんも呼んできますね～♪

……こうして、ひとしきりお茶会を楽しんだ君たちは、暖かな気分で自身の部屋に戻り、眠りにつくだろう…おやすみなさい、いい夢を

さて。ただいま深夜の時間です。ここで聞き耳半分を振ってください

……嫌な予感しかしない上初期値なんだが……

これは強制ですよ♪振ってください♪

……では、あなたは何も聞こえず、朝までゆっくり眠れますね。おやすみなさい、ヴェレッドくん。

聞き耳……取ればよかったか……

……次の日の朝だ。

なっ…！？

！？

何だ！？

ひっ！？

声はどうやら、1階からのようだよ。どうする？

すぐに向かう！

同じく！

向かうぜ！

い、行きます！！

……では、君たちは、各々玄関まで降りてくることになるね。そこにはーー

真っ黒な、人型のなにかが倒れているね。