サトミ

なんか突然だけど新入りが来るんだってさ

チアキ

へーどんな奴?

ペロ

イケメンだと良いな!

ノン

ペロちゃ~ん

ペロ

ごめんごめん、仕事に関係なかったんね

ドン!ドン!とドアをノックする音が聞こえる

サトミ

あーはい!すぐ行きます!

と、聡美が開けようとする前に

バタン!

と、扉を開ける音がして
勢いよく開いた

タツオ

おーい連れてきたぞー
だからドアくらい開けてくれよなー

サトミ

ちょっとなにその言い方!
さっき開けようとしたんだから!

タツオ

うっせーな部長もいるんだぞ!

サトミ

ちょっとそれ早く言ってよ~!

部長(ゴクラク様)

ははは、大丈夫だよ

サトミ

すみませんゴクラク様~!

ショータ

それはいいとして
新入りの紹介を…ほら

スッ…
と、背の高い誰かが聡美たちの目の前に現れる

アクツ

あ、はい
この度、新しく入りました
関山明津と言います・・・

ノン

え?

と、アクツの自己紹介を遮るかの如く
呟くノン

アクツ

ん?

ノン

あ、ああ…

チアキ

どした?ノンちゃん

ノン

きゃあーーーー!!

サトミ

え?ちょっとどうしたのノンちゃん!?

アクツ

お、おいどうしたってんだ?

ノン

ああちょっと!!

ヨウスケ

どうしちゃったんだよ?落ち着けってば!?

ノン

ぴぇ~!!無理~!!

アクツ

本人を目の前に無理ってダイレクトに言うなよな…

ペロ

ちょっとノンちゃん
本当に落ち着いてってば!
いつもらしくないよ!?

ペロの叫び声で冷静さを取り戻し
落ち着くノン事、望芽・・・

ノン

あ、ああペロちゃん…

サトミ

一体どうしちゃったの…?

ノン

だ、だってこの人…
上層部の偉い人のご子息なんでしょ?

部長(ゴクラク様)

え?全然違うけど?

ノン

それで、ここの支部の人間を買いに来たんじゃないんですか?

部長(ゴクラク様)

否(いや)、全然違うけど…

タツオ

寧ろその逆みたいな感じなんだけどな…

ノン

私聞いてしまったんですよ
数日前に桃毛部長が
「うちの支部に良いのが…」
ってスマホで喋ってたところを…

部長(ゴクラク様)

あ、それは関山君の事だよ

アクツ

ノン

はい?どういう事ですか?

部長(ゴクラク様)

今度うちの支部に良いのが、つまり関山明津君が入ってくる事を他の支部の奴にちょっと自慢してたんだ

ノン

あ、そうだったんですか!
なら安心です!!

アクツ

んで、なんで俺がそう言う風に見えたんですかい?
えーと…

ノン

石帯望芽
ノンで結構ですよ

アクツ

ではノンさんはなんで・・・?

ノン

言っちゃ悪いですけど、こういう手合いの上層部のボンボンは多いんですもん!

アクツ

う~ん…

ノン

けど!この関山君みたいに
よく見たら眼がキリッとして肝の座った感じがしてて
Y結社言えどエリート様の身内ってだけのボンボンにまずいなさそうなんですもん!

アクツ

それは、どういう意味で?

ノン

実力がありそうな感じで
変な下心もなさそうなところが
好感持てる!

アクツ

う~ん…
誉め言葉だと思っておきます

と、まぁ波乱の自己紹介を何とか無事に終えた
関山明津なのであった。

サトミ

そこでだけどこのお話の主人公は私
聡美なんだけどな~…

チアキ

副主人公はワタシ、数年何やってたんだ作者は?

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