チャールズ

チャールズ

ハロルド、こちらに来い

ハロルド

…っ

チャールズ

なに、そうかしこまらないでくれ

チャールズ

長めの偵察に行く前だからね

チャールズ

最近、変わりはないか聞きたかっただけなのだ

ハロルド

……ありません

チャールズ

チャールズ

そうか、なら、いい

ハロルド

…要件はそれだけですか

チャールズ

嗚呼、そうだとも

チャールズ

自分の息子の事は把握しておきたくてね

ハロルド

ハロルド

心配事は何もありません。俺はいつも通りですし

チャールズ

そうかそうか

チャールズ

では、行ってくるね
規則はしっかりと守るように

ハロルド

はい、父様!いってらっしゃい

ハロルド

ハロルド

ハロルド

っ!!

ケヴィン

やあ、奇遇だね

ハロルド

…兄さん

ケヴィン

お父様直々に挨拶なんて良い身分じゃないか

ケヴィン

僕には何も言わなかったくせに

ハロルド

ハロルド

でもそれは、俺のせいじゃ…

ケヴィン

いいや

ケヴィン

お前がお父様に気に入られた
それだけで立派な"お前の所為"だ

ハロルド

む、無茶苦茶だ、そんなの…

ケヴィン

そうだな

ケヴィン

でも何度お父様に訴えたって
僕の話は全く聞いてくれなかったさ

ケヴィン

そうだ
いつもお前ばっかり

ケヴィン

僕のほうが優秀なはずなのに…!

ハロルド

ケヴィン

…後で、僕の部屋に来るように

ケヴィン

断ったら…そうだなあ…

ケヴィン

お前のかわいがってるあの猫、無事とは思わないことだ

ハロルド

…っ!!!

ケヴィン

はは、やっぱり

ケヴィン

最近目に光が戻り始めて不思議に思ったんだ
お前のいない間に部屋を調べたら一目瞭然だったよ
猫の毛だろう?アレ

ハロルド

兄さん…!

ケヴィン

ま、そういうことだ。それじゃあ、また

ハロルド

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