MIDDLE PHASE

◆Middle01◆
神殿にて

GM

登場はアンネリカ。登場したい人はシーン中に難易度7で登場判定。コントレー神殿が舞台となる。

アンネリカ

はぁい。

GM

調査のため、視察にやってきたアンネリカ。遺跡管理の責任者の神官がキミを迎え入れる。

神官

「これはアンネリカ殿。遠路はるばるよくいらしてくださいました。この町はご覧のとおりいたって平和そのものですよ」

GM

にこにこ。

アンネリカ

一応顔見知りなのかしら。

GM

顔見知りということで。

神官

「遺跡探索も全くの危険がないとはいいませんが、多くの冒険者が無事生還しておられます。ただ、何分にも時間が足りないようでして、その調査結果はあまり著しくないようでしてな」

アンネリカ

「なるほどなるほど! わかりました、それを踏まえていろいろ視察させてもらいますね!」

神官

「ええ。そういえば、アンネリカ殿は冒険者としてもご活躍中だとか。なんでしたら遺跡探索にご自身で参加して確かめてみてはいかがでしょう? 丁度、この町には探索の為に集まった冒険者がいますし」

GM

と。お仲間探しを薦める。……もう仲間なってるな?

アンネリカ

「はい、そのつもりで、ちょうどよくギルド組むことができたのですよ!」これ個室で面談してるのかしら? そうじゃなかったら紹介しようかなあ。

GM

なら神殿の……受付付近で会話していることにしようか。

アンネリカ

ならギルメンを……登場して!

エルムン

(ダイスを振る)成功。とことこ……。

フォシア

(ダイスを振る)ひょこっ。成功。ほっ……。

マーセイディズ

(ダイスを振る)成功。わあい。

神官

「おやその方々は?」

マーセイディズ

「はぁ……みなさん速い」ゆっくり追いかけてきた。

アンネリカ

「この方々と臨時ギルドを組みました!」

コーネリア

「初めまして。この度、アンネリカさんと共に臨時的にギルドを組むことになりましたコーネリアです」

GM

挨拶挨拶。

エルムン

「冒険者のエルムンです!」

マーセイディズ

「マーセイディズと申します、よろしくお願いしますね」

フォシア

「初めまして、フォシアです……遺跡探索に来ました……」ぺこ。

神官

「おやおや、頼もしい限りですね」

マーセイディズ

「あの、ひとつよろしいでしょうか?」

神官

「はい、どうしました?」

マーセイディズ

「ガラドアさん、という方に心当たりはありませんか?」

神官

「さて、どなただったか。申し訳ありません。心当たりがありませんね」

エルムン

「きゅう……」

マーセイディズ

「そうですか、ありがとうございます」

GM

(シナリオを再確認して)

神官

「う~ん、この探索には毎回多くの冒険者の方が来ますから、特徴がわかれば」

マーセイディズ

さ、おこちゃまーず! 特徴だ!

エルムン

「書くものかしていただけませんか! 似顔絵かけます!」

神官

「それでしたら此方をどうぞ」

エルムン

さらさらさら……。

神官

「ふむ。この方がガラドアさんでしたか」

一同

お?

神官

「確かに、3年前にお見掛けしましたが」

エルムン

「!?」

神官

「遺跡探索からは、戻ってきていませんね」

エルムン

「……!?」

神官

「まったく危険がない、というわけではないので、おそらく──」

フォシア

これは……。

神官

「そういえば」

GM

とマーセとコーネリアの二人を見てから、

神官

「お二人は、冒険者登録はしておいでですか?」

GM

マーセしてないことになってるからな……。

マーセイディズ

引退済みだったということで。

GM

ではそのように。

神官

「ですが、今回は冒険者の方でないと探索の許可はできませんので、再度冒険者登録、というかたちになりますがよろしいでしょうか?」

マーセイディズ

「あ、いいえ……人探しだけのつもりでしたので……登録しましょうかコーネリア」

コーネリア

「うん、そうだね。お願いします」

GM

とコーネリアが言いまして。

神官

「では奥の方に」

GM

でマーセとコーネリアは部屋わかれまして、簡単な身体検査。「C はい。これはどっちの方向ですか?」

マーセイディズ

「→」

GM

「│_│ これは」とか。

マーセイディズ

「↑」

GM

Cのうえのとかは変換できんかった。

マーセイディズ

(笑)

GM

とまあ、そんな感じで。健康診断的なのを受けて戻ってきた。だが、コーネリアは時間がかかっているようで、暫くすると戻ってくる。

コーネリア

「ふぅ、冒険者って大変なのね。イロイロ調べられたわよ……ちょっと、疲れた」

GM

どうも何か問題があったのか、マーセが受けたのとは別のものを受けていらしい。

エルムン

!?

GM

ほら、たまにあるじゃん? 健康診断とかで。

マーセイディズ

「なんだか若いときを思い出しましたね……おかえりなさいコーネリアお疲れ様、何かありました?」と撫でてあげる。

アンネリカ

普通そんなもんなんでしたっけ? 冒険者登録前の検査とか。

GM

少なくともアンネリカとかはそんな長時間の検査とかは受けた記憶はないね。この町独自のものかもしれない。一先ず冒険者の使徒(ヘラルド)としての証であるメダルは入手できたから、登録ができたことに間違いはない。

アンネリカ

「うーん?」めもめも。

◆Middle02◆
体調不良

GM

ここで【感知】難易度12の判定を全員どうぞ。

エルムン

フェイト1使用。(ダイスを振る)11、惜しい。

フォシア

(ダイスを振る)お、12で成功。やったぜ!! 何にだろう……わくわく。

エルムン

すごい。

マーセイディズ

(ダイスを振る)7で失敗。

アンネリカ

(ダイスを振る)10で失敗。一人気付いていればいいかなあ……。

GM

コーネリアは熱でもあるのか、ぼ~っとしているように見えた。風邪を引いているような感じ。

フォシア

「コーネリア、さん……?」(妹を思い出しつつ)「えっとその、無理してたり、してないですか……? なんか、ちょっと、ぼーっとしているように、見えるので……」

マーセイディズ

「コーネリア? どうしました?」

コーネリア

「……ん……? う~ん、そうかな? 疲れでもでたのかなぁ? どことなく身体も怠いし……」

GM

さて、マーセと同行するコーネリアだがどこかぼーっとし、風邪っぽい。コーネリアは特に何もなければ常にPCに同行するけどどうする?

フォシア

休養させるべきですかね………?

エルムン

「宿でやすんだほうがいいかもしれない……」

アンネリカ

「調子が悪いのであれば無理はしないほうがよいと思いますが!」

フォシア

「こくこく」妹を思い浮かべてとても心配。

エルムン

「冒険者は体が資本だってお父さんが言ってた!」

コーネリア

「でも、大丈夫、大丈夫だから」

GM

くらっとよろけて。

コーネリア

「わたし、必ずいくから。ここまできて、私いかないと意味ないじゃない。おいていく、なんていわないよね?」

アンネリカ

熱測ろうと思ってもきっと手が届かない。

マーセイディズ

「コーネリア!」と支えようとしよう。「でも………その体では………」あわわわわわわ。

コーネリア

「わたし、でも」

アンネリカ

急に調子悪くなったように見受けられるのですかねこれ?

フォシア

フォシア的には妹思い出して心配なので無理させたくないーー。身体調査前から? 後から急にです?

GM

ほら、注射とかしたあと気分悪くなる人いるじゃん? そんな感じ。

エルムン

なったことある。

GM

つまり検査後から。だからおそらくそれだろうね。

アンネリカ

うーん………うーん。最大の問題は置いていったら後から一人で来る可能性もありそうなあれ。

フォシア

後から来る……それはそれで心配!!

GM

まあ、遺跡いくとしても翌日、になるからそれまで様子見も可。ひとまず宿で誰か遺跡探索まで様子見、とかもできるよ。

マーセイディズ

では、明日まで様子見て決めるということで。

アンネリカ

なら「とりあえず一晩様子を見ましょう! 悪化するようであれば絶対にダメですからね!」

コーネリア

「はい……」

フォシア

「無理は……だめ、ぜったい……」

◆Middle03◆
冒険者のいる町

GM

登場はエルムン、他の登場難易度7だ。場所は酒場。「あんた、見たところマード遺跡に挑戦する冒険者だな?」と酒場にいる冒険者が。ここではマード遺跡についての情報収集が行われる。

エルムン

情報収集!

GM

判定項目は【知力】。達成値が高いほど、情報が多く得られる。1人1回。

マーセイディズ

看病してる場合は不参加になる感じです?

GM

基本的にコーネリアはマーセイディズに着いて来るから、宿において行くか一緒に来てもらうか登場の具合見て変更する感じで。情報足りないと思ったら一緒に登場でいいよ。

マーセイディズ

OKです、ちょっとまかせるね?

アンネリカ

神官だし私も看病してることにしてとりあえず登場は保留しますね。

マーセイディズ

きっとこの看病の時にネリカさんと友人になった感。

フォシア

(ダイスを振る)登場成功。でも【知力】は低い(笑)。

エルムン

とりあえず【知力】で判定を! (ダイスを振る)5……。

フォシア

あら(笑)。(キャラクターシートを確認して)カルチャーは乗りませんよね?

GM

文化や習慣か。ある意味3年に一度っていう文化だし許可しよう。

エルムン

《カルチャー:エリンディル西方》持ってます!

フォシア

やったぜ!

GM

では1D追加で振ってさっきの達成値に足して良いぞ。

エルムン

(ダイスを振る)+5で10!

フォシア

では私も【知力】で判定。(ダイスを振る)16……6も2個出ているのでクリティカル!

マーセイディズ

つっよ。

GM

全部持っていきました。最大も15だからね(笑)。

フォシア

やったぜ!(笑)

アンネリカ

おーー。

エルムン

開示!

フォシア

なんかフォシアちゃん出目いいな!?

マーセイディズ

優秀なこたち……おばあちゃん嬉しい。

情報
 マード遺跡は3年に一度、1日だけその扉が開く。遺跡の中は完全に探索されておらず、財宝が手つかずで眠っているという噂がある。尚、扉が開くのは明日。多くの冒険者が遺跡に挑み、何人も成功し、一攫千金を当てているとか。遺跡探索に参加するには神殿で冒険者登録の必要があり、最も最深部までたどり着いたものには報酬として1万Gの報酬が支払われる。3年前に一度、ガラドアという高名な冒険者が挑戦したという噂もあった──。

GM

合流シーンとかでシーン前後したせいで……情報全部神官から聞き出しているな……? 何しに来たんだ!

(一同爆笑)

アンネリカ

まあ情報の裏づけが先に済んでたということで……。

◆Middle04◆
神官たち

GM

神殿の地下。秘密の会議場。人の目では全く見通せない闇の中──人の服をかろうじて纏った2匹の巨大な蟻がいる──。待って、この子《暗視》持ってないから蟻さんも全く見えない中だ!? 《暗視》持ってることにしよう……。

(一同爆笑)

GM

えー……蟻はキチキチと尖った顎を鳴らしながら、触角と触角を合わせて会話をしている。それはとても人間には理解できないコミュニケーションだ。この2匹の会話を無理やり言葉にするならばこのようになる。

インフェストアント

「見てください、神官長! このデータを!」

神官長と呼ばれた蟻

「おお、久方ぶりの適正母体じゃ」

インフェストアント

「ええ、ここまでの適正はまさに10年に一度の逸材です」

神官長と呼ばれた蟻

「扉が開くのは3年ごとじゃから9年ごとじゃ。3の倍数で馬鹿になれ」

インフェストアント

「いやです」

神官長と呼ばれた蟻

「そうか。これは必ず女王に献上せねば」

インフェストアント

「然り、しかあっり!」

GM

2匹の蟻はその後3の倍数で馬鹿になるように笑い声をあげた。

2│第一話「地底の王国」(2)

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