アズールを看病する青夜。
そこへ男が近づく。
……
まだ目覚めないか……
アズールを看病する青夜。
そこへ男が近づく。
気を失ってるだけだからそのうち目覚めるよ
おう。しかし、まさかお前までこの星に来ていたとはな
ラウ・・・
はは、同僚を見捨てるわけないよ
さすが情報部隊だな
2人を助けたのは青夜の故郷の同僚、ラウだった。
だがお前はどうやってこの星へやってきたんだ? 本当に覚えてないのか?
うん・・・ローザ様の保護に成功したのは覚えているんだけど。なんだか記憶が曖昧で・・・
とにかく地球の皆が無事でよかった。彼女も安全な場所で保護してくれているんだな
その点は心配いらないよ。僕が手をまわしてあるから
けど、その祠にある像って本当にローザ様……?
・・・ああ。間違いない
どうしてそう言い切れるのさ
姿形だけでない。あの髪留めをしていたんだ
髪留めって、まさか蝶の?
そうだ。一寸違わぬ形だった。
いくらこの星に同じような髪留めが存在していたとしても、こんな偶然はあり得ないだろ?
……確かに
それにあの髪留めは・・・
?
いや、なんでもない・・・
というか、まずは地球へ戻る方法を探すのが最優先だ。
お前までここへ飛ばされたのなら、なにかトリガーがあるはずだろ
……僕も色々この星のことについて可能性は考えてみたんだけど
教えてくれ
もしかするとこの星は・・・
ハァハァ
本当に二人を置いてきてよかったの?
うん・・・僕たちにはどうすることもできない。
それに師匠は黒き王だと・・・
あの人、信用できるんでしょうか……
とにかくみんなに知らせないと