ルーク

ん……?

…………

ルーク

あいつ……!?

レイス

どうしたんだよ、ルーク?

ルーク

……レイス、お前に頼みたいことがある

レイス

え、オイラに?

ルーク

ああ。耳貸せ

ルーク

は???

ネネ

あら?今の音は……

ヒナタ

ひ、ヒナタじゃないの

アルマ

いや、どう考えても君のお腹から音がしたから

フェン

シンシアからずっと歩いてきたんだもの、お腹が空いててもおかしくないよ

ネネ

ふふ、隠れ家はすぐそこだから、もう少し頑張って?

ヒナタ

……うんっ♪

ルーク

…………

レイス

ルーク?

ルーク

レイス、これ

レイス

……えっと?

ルーク

アルドと一緒に、何か食べ物買ってきてくれ

レイス

おつかいかよっ!!

レイス

しかも、人間となんて……

ルーク

そう言うなって。お前の好きなもの、ご褒美で買ってきて良いからさ

ルーク

あと、もう一つの腹の音の正体も内緒にしといてやるよ

レイス

……仕方がねぇな

レイス

おい、行くぞ!!

アルド

えっ?え、え!?どういうこと!?

ヒナタ

あ、アルドが……

ルーク

あの二人にはおつかいを頼んだ、また後で会えるさ

アルマ

ホント、人使い荒いよね

ネネ

レイスが一緒なら、心配ありませんわね

フェン

レイス君は隠れん坊のプロだもんね

ヒナタ

隠れん坊って、あの"隠れて遊ぶ"やつのことなの?

アルマ

そうだよ、レイスは隠れることが大得意だからね

ネネ

それに、この街の道はすべて覚えているわ

ルーク

もし何かあっても、アイツと一緒なら逃げ切って戻って来れるさ

ヒナタ

…………ヒナタも、行きたかったの

フェン

ヒナタちゃんは先に隠れ家で休もう?話したいこともあるし、ね?

ヒナタ

むぅ、分かったの

ルーク

んじゃ、行こう

ルーク

……どこかに行ったみたいだな

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