予鈴間際粘って話をしていると、四崎さんから連絡が入った。
あたしってばほんとに人に迷惑かけるしかしてないなぁ
気にしすぎだってぇ
あ、なんか四崎さんからメールきた
予鈴間際粘って話をしていると、四崎さんから連絡が入った。
??
あや子
なぁに?
イベントあるらしいけど参加する?
本当にあるんだ!!
ね
噂には聞いてたけど
中森くんのレクレーション
あ、みやちゃん
先生が来るまでに私たちを散らせようと席に近付くみや子。
ちょうど四崎さんも教室に帰ってきたところが視界に入った。
私にも弥生経由で連絡きたわ
私は参加したくないなぁ
何やるかわかんないし
私は上位だからぜひって言われて
参加することに決めたわ
あーじゃあ、私は参加しなきゃだね!
じゃあ、二人とも頑張って
本当にちさとは争いごと嫌いよね
嫌いっていうか面倒だもん
それにやらなきゃいけないことあるし
??
ちさちゃん、なんかするの?
ちょっとねー
…
あなたのことだからあまり無茶はしないと思うけれど
うふふ
そうね
あまり無茶はしないで?
だいじょうぶだよ
私は二人を守りたいだけなんだから
ね?
でも…
みやちゃんが心配そうに見つめて来る。
本鈴が鳴って席に帰ろうとすると、名前を呼ばれる。
大丈夫だよ
私は強いから
護りたいものを見誤ったりしないよ
うん
でも困ったことが起きたらまず相談して欲しいの
ちさとはすぐに抱え込んじゃうから
うん
大丈夫
ちゃんと、相談する
ねーねー
どういうこと?
ん?
ずっと3人で一緒にいようねって話
ね!
みや子?
そう…ね
ずっと一緒に居れるように努力しなきゃねって話
うん!
あたしも努力する!
あたし3人でいるの大好きだから!
じゃあ、まずはみや子に迷惑かけないようにしなきゃ
あー、ちさちゃんひどいー!!
うふふ
能天気なあや子に心配そうなみや子。
そんなアンバランスな2人を見ながら、3人を維持するためにやらなきゃいけないことを考えてた。
私は先輩たちみたいにはならない。
序列は低いけど、負担には絶対にならない。
あや子がバカなら私が頑張ればいいだけなんだ。
四崎さんと目があって二人で笑いあった。
みや子とは違う方法であたしはあたしたちを守るよ。
だって私たちはずっと3人でいたいんだから。