〝幸せ〟というものがどこから来るのか、考えてみた。

たくさんの人が幸せを願う。

けれど、そんな願いは届いたり届かなかったり。

そうやって偶然運ばれてきた一握りの幸せは、誰かの元へ。

そこから連鎖反応のようにして繋がれる幸せは、運ばれるはずのなかったものへ。

そんな蝶の羽ばたきのような幸せであればいい。

一度だけ運ばれた幸せが、人々を周りいずれ大きな幸せになってくれれば。

梔子の花が咲いている帰路で、そんな事をふと僕は考えた。

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