鍵を開けて、本殿の中に入ると中から寒気がするほどの禍々しさを感じた。
ここは本殿の中か、思ったより広いな。
鍵を開けて、本殿の中に入ると中から寒気がするほどの禍々しさを感じた。
なんだよこれ・・・。こんなところに居たら頭がおかしくなりそうだ。
あぁ。御神刀を見つけて早く帰ろう。
御神刀っていうくらいなんだから、御神体が刀って可能性が高いと思う。
光輝はそう言うと、一番奥にある御神体に向かって歩を進めていった。
奥に進むごとに禍々しさが強くなってやがる、俺と晋也は大丈夫だが、有希が心配だ。
光輝が有希を心配するのはもっともである。
なぜなら、隼人との約束の事もあるが、有希は元々体があまり強くないからだ。
もうすぐで御神体のある場所に着く・・・。
あとは御神体が刀であることを祈るだけだ。
光輝は本殿内部の禍々しさに体力を奪われ、意識が朦朧としながらも。超絶的なメンタルで御神体まで辿り着いた。
ハァハァ・・・。やっと御神体まで辿り着いた。御神体が剣で助かった・・・。あとはこれを引き抜いて持ち帰るだけだ・・・。
本殿内部の禍々しさに体力を奪われた光輝には当然石で出来た剣を持ち帰る体力など当然なかった。
チクショウ・・・。せっかく御神刀まで見つけたってのに・・・・。せめて御神刀をだれかに渡さないと・・・。
光輝！！諦めるのはまだ早いぜ！俺が来たからにはもう大丈夫だ！さっさとこんな所出ようぜ！！紹介したい奴もいるしな！！
晋也はそういうと光輝に肩を貸し、本殿の外へと出ていった
紹介したい奴って一体誰だ？だが、御神刀を手に入れたのデカい・・・。これで奴らに対抗できる・・・。
光輝には少し疑問が残ったものの。俺達は、御神刀という希望を手に入れることが出来た。俺達は鬼への対抗手段を手に入れることが出来たのだ。
