ハイト

ばーば-!(おばあちゃん!)

ばーば(おばあちゃん)

おー、ハイトちゃん大きくなったねぇ!

ママ

ちょっと母さん!
なんて格好してるのよ!?

ばーば(おばあちゃん)

最近、占い始めたんだよぉー

ママ

占い!?

パパ

ご無沙汰してます、お母さん

ばーば(おばあちゃん)

あ、パパさん
ちょっとこちらへ!

パパ

え?

ばーば(おばあちゃん)

ちょいと手相をお見せなさいぃ!

パパ

は、はあ……

パパ

これでいいでしょうか?

ばーば(おばあちゃん)

ムムムムム!?

ママ

占いってこういうこと?

ばーば(おばあちゃん)

よし! 浮気はしてないようだねぇ、安心安心

パパ

あっ、ははは……怖いなぁ!

ママ

それ……もうやめたら?

ばーば(おばあちゃん)

あ?

ハイト

ママ!
占いも良いけど、隣の山行きたい!

ママ

あまり奥まで進んじゃ駄目よ?

ハイト

うん!
分かってる!

ばーば(おばあちゃん)

ハイトや、最近山で『幽霊』が出るって噂だからねぇ
怖くなったらすぐ帰っておいでぇなぁ?

ハイト

分かった!

ママ

ほんとに幽霊?
不審者じゃなくて?

パパ

不審者なら物騒だね
危ないからやめておいたら?

ママ

もう遅いわ……

パパ

ああ……!

ママ

ハイトは昔から行動力だけはあるからね































ハイト

この辺は全然変わらないなー

ハイト

えーっと、確かこのまま進めば、『あの木』の場所に出るはずなんだけど……

こ、こんにちは……

ハイト

!?

あの……、道に迷ってしまって……

ハイト

じ、自分は未知に出会いました!

え?

ハイト

いえ! こちらの話です
どちらに行かれるのですか?

実は……行きたかった場所も忘れちゃったんです

ハイト

そ、それは大変だ!

ハイト

では、共に行きましょう
未知なる世界へ!

さっきから何を言っているのです?

ハイト

自分でも分からないんです!
ただただ、貴方との出会いで色々な創作ネタが溢れ出てしまって、押さえられないんです!

創作ネタ……
あっ!

ハイト

ん?

あなた……もしかしてハイト……くん?

ハイト

なななんと!?

ハイト

自分、美少女界隈では有名人だったりします?

い、いえ、前にお会いしたことがあるような……

ハイト

名前を知っているということは、きっと何処かでお会いしていますね

でもごめんなさい、ちょっと記憶が……

ハイト

もしかして前世の記憶が解き放たれる!?

……。
それも『創作ネタ』ってやつですか?

ハイト

……

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