お試し・ツンデレ

此処、懐かしいわね

ツンデレ

そうか?

ええ、だって貴方と初めて歩いた場所だもの

 まだ幼かった貴方だけど、私と手を繋いで歩いたのよね。その時の貴方の気まずそうな顔、赤くなった頬、あの時はなんでもなかったのに、まるで恋人気分で歩いていたのを思い出す。

ツンデレ

何だよ、別にそれ以外でもよく歩いてるじゃないか

そうね。確かこの前も、あなた好みの子を見つけて、私が嫉妬したんだっけ

ツンデレ

あ、あんなの別にタイプじゃないし!

じゃあ私みたいなのがタイプ?

ツンデレ

……い、いや。それも無いけど

ふふ、照れちゃって

ツンデレ

だから違うから!

じゃああの子はやっぱりタイプだったの?

ツンデレ

あ、あのなぁ。それは……

金髪の女性

こんにちは

ツンデレ

ああうお、おお、蓮実(はすみ)お姉さん!!

こんにちは、今日もお美しいですね。と、こいつが言いたそうです

ツンデレ

そ、そんなこと言ってねーだろうが……

金髪の女性

まぁ、祐介くんそんなお上手言えるようになったの? なんちゃって

ツンデレ

……あ、あの。世間一般から見ればお美しいと思いますです

金髪の女性

ふふ、有難うね。お二人こそ、今日も仲良しね

ふふ、ですってよ

ツンデレ

あのなぁ!

金髪の女性

ふふふ、本当に素敵よ。私なんかよりよっぽどお似合い

ツンデレ

……お似合い、ですか……

アフロ男

蓮実、こんなところにいたのか。探したんだぞ

金髪の女性

あなた……ごめんなさい、今行くわ

ツンデレ

……蓮実さん、あの、あなたって……

金髪の女性

ああ、この人、私の旦那なの。宿六だけど、どうかよろしくね

ツンデレ

……

ツンデレ

……

ツンデレ

……よ、宜しく、お願いします、です

アフロ男

うん、こちらこそよろしくね。それじゃあ、僕達はこれで

ツンデレ

……

祐介……

ツンデレ

……うっ

ツンデレ

うぅ……!

ごめんね。私知らなかったの。旦那さんがいただなんて……

ツンデレ

だ、だから。別に好きだったとかそう言うわけじゃねーから!

……

私じゃ、駄目かな

ツンデレ

……え?

私、あの人の代わりになれないかな

ツンデレ

それってどういう……

私が、あの人の代わりに好きになっちゃ駄目かな!?

ツンデレ

……!!

ツンデレ

……いや、駄目だよ

……そう

ツンデレ

だってアンタ、俺の母ちゃんだもん

おばちゃん

まぁね

お試し終わり

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