霊深度

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00





煙だと?

実験が失敗したのか? クソッ
にしてもどこから……

誰かいるのか?!

……カガミ
お前、こんなところで何をしている

……焼きマシュマロを煎餅で挟んでいただけだ

……何食ってんだよ

まともな食事と調理器具と飲食スペースがあればそこで摂っていたがな
そもそも時間がない

……換気しろよ

……さて

狼煙は出した。先ほど口実も済ませた。

いつもの奇行と思われているはずだ、しばらく煙が漏れ出る程度ならこれ以上追及されないだろう。

そして私との面倒事を避ける気ならこの部屋に入ってくることも考えられない

……そして今、仕掛けを解除し、裏口を開けた

……計画は順調ということだ

……?

……可笑しいな
いつもならもっと騒がしいはず……
他の研究員たちはどうした?

まさか

どこかで、私の知らない研究が秘密裏に行われているのか?

よ う やく……ようやくだ

よ う やく……終わった。

シド!!!!!

お前……約束を違えたな?!
勝手にあの幽霊の研究を、それも非合法に進めたな!!!

何 と でも言え
言 っ ただろう、必要なことなのだ

そ れ に――

く っ くっく……もう遅い

…………………………………………………………

カゲツ!!!

+00「私だったもの」七

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