はい、という訳で、
ぐだぐだ回でございます

川に身を投げたはずだが

………はいな

解説願えるか

これを読んで下さいませ

師範として、解説をしろと？

そういう訳です

……いかん
理解が追い付かない

それより、今は何時であるか
俺には職務が――

職務は、講師ですのよ？

何度も言うが、川に身を――

そんなアートさんの為に、

講師シオンが、
今回、原作と変えた所について
お教えいたしましょう

僕は時間を聞いたのだが

まず、西洋化してしまったので
名前も変えておりました。

原作では、「シオン」は
「お香」でございます

「アート・ライタス」は
「八田義延」だ

あら、乗り気になりました？

職掌だ

講師という職務を任されたからには、
規則に則り、完全を目指す

目指せ、甲子園だ

無理やりに平成の記憶を詰めたせいで、
パンクしているご様子で

して、これが、この物語

――夜行巡査の一連の流れだ

この流れ自体は、
そのストリエでも
そのまま使っておりますわ

そして、
川で、花を流す場面は
原作の何処にもないものだ

泉鏡花さんの恋愛話は、
男女が出会う場面が少ないことも
特徴の一つですが、

それは、作品を効果的に
見せるというよりも

彼自身の過去に由来するものなので
少しずつ会話を挟ませて頂きました

話し方も変更したかったのだが、
韻を踏んでいる部分を崩すのは惜しく、
原文と同じになっていることも多い

先生ー！

つまり、
叱っているか
いじめられてる
話ってことですかー？

否定はしない

否定して宜しくってよ？

そんな酷いこと言う生徒には、
お仕置きを致しましょう。

黒板をご覧遊ばして

これが、夜行巡査の冒頭ですわ♪

あー、やばい予感しかしねぇ

元々は、あの彼女

彼女→

あ、ああ、元々は
ノーパンのおっさんという設定なんだろ…？

残酷過ぎる真実だ

お前のことは大嫌いだけど、
お前ちょっと良いやつだな

そのような事、
シオンさんにしか
言われたことがない為、違和感を覚える

お前、規則かシオンさんしか
言わないタイプだろ…？

と、と、とにかく、変なこと言わないで下さいぃいいい！？

この御話では、履いてますから！
履いてますから！

そんなの分かってるから、
落ち着け！頼むから落ち着け！？
なぁ？

そんなん俺が一番動揺してっからよぉ！？

安心してください、履いていますわ

お前はそういうの、
差し込まなくていいからな！？

とにかく明るいシオンですの

確かに、本編ほとんど泣いてたからな！？
だけど、色々ズレてるからな！？

あと、それ、
ちょっと古いかなっ？

頼むから、言ってやるなよ…？

あとは、

獣人の親子についての変更点だな

獣人の親子→

もちろん、獣人ではないところ、

そして、
寝てたのは森ではなく、軒下ですわ

気が付いたら、
そこまでの変更点はないところですの

だとすると、一段落目の
ギャップが一番の変更点になるよな

あ、あと、わたしは後追いではなく、

この一文で終わりなので、
気絶して死んだと思われます

自分の死なのに、
あっさり解説するなぁ？

とにかく明るいシオンです

そういう所で自虐的になられては、
少々、苦しいものがある

今、此処で話が出来ている。

それだけで、
もう、十分にしあわせだと
思いませんこと？

そう思ってくれての発言ならいい

鐘がなってしまったから

今日はここまで

こんなおまけのぐだぐだ授業まで
見て頂いてありがとうございました！！

ありがとうございましたー♪