えっと、みんな、その……

やっぱりそいつぶん殴ってやろうか?

セイラン、ちょっと黙っておいで。
……神のご加護を、信じなさい。

お前の家はいつでもここじゃ

気にすることはないのよ。
何も心配しないで。

そっか、そうだよね……

行ってきます!

霊深度

+
00


……あ、猫ちゃん……

……

……ごめんね、今は……

…………

……一つだけ聞かせてくれ

ひっ!

……無理に、とは言わない
警戒するのも分かる……

ううん……な、なに?

昔どこかで会ったことはあるか?

あな……た、と?

やはり気のせいだったのか?

済まなかった。
無ければ無いで、構わない――

白いお花畑

――私、生きてた時のこと覚えてないんです。
でも、お告げみたいに、色々なことが分かることがあって……

……今日は、景色なの

…………

あそこの猫ちゃんは、この前会った時の中庭。
でも、三週間前に会った時の境内も見えます。一年前も、十年前も。
それで、前世では一回、公園で……そのときは猫じゃなくて飼い犬だったの

そんなことが、分かるのか?

あなたとは……たぶん、お花畑で会ってます

生前に。

そのときの私、どんな人だった?
どんな話をしたの?

私は幸せだから……

……そう、か

彼女が君だったのか。

どうしたの?

いや

それならば、私には。




これから訪れる災難から全力で君を守るのに、
理由はいらない。

+00「私だったもの」四

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