走っている。俺は走っている‥

………

はあ…

トラック
走っている俺はトラックのように見える
具体的に言うと
〇桑のRIZIN
というモデルによく似ている

〇桑転生‥なんちゃって

はあ‥

みいつけたぁ!

えっ!へっ!?

俺はあるだけの目を声のしたほうにふりむけた
すさまじい勢いで迫ってくるそれはサイドカー‥
というにはどう考えてもでかすぎた
だいたい身長5メートルぐらいの人間用といったところ
‥人が乗っていればだが‥

とまりなさぁぃ!

直ちに停止せよ

ものすごい速さでサイドカーが迫ってくる
俺は気おされて?足を‥タイヤを止めた
止めた瞬間、しまったと思ったがもう遅い
これはぶつかるか‥

どぉぉぉぉつ

危険!危険!!

あわやぶつかるかと思った瞬間、そいつは2つに分かれて左右に跳んだ。
なんだ‥女の子?
いや、ロボット‥
いやいやいや、サイドカー‥‥
どうやら俺の目はすっかりおかしくなっているようだ

ちょっと!何さらしてくれますねん!!

愚行。愚行。

俺は二人のほうに向きなおり、立ち上がった。
というか、収納されていた足が伸びてきた。

あー悪かった。ごめん。

へ?

‥‥‥

謝った

頭部損壊?

ありえない!!

二人の合唱を聞きながら俺は「ああ、これはロクなことにならない」と心の中でつぶやいた

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