ブチッ
俺は死んだ。

いくらなんでもあんまり…と言っても現に死んでしまったんだからしょうがない。

あーやってらんないよ。ちきしょう。

ぶわはははは

なんだお前は!

いやあんまり愉快だったものだからついね

薄闇の中、そいつは浮かんでいた。
シルエットが妙にぼんやりしていてはっきり捉えることができない。
おれはとりあえず話しかけてみることにした。

人が死んで落ち込んでるときに愉快はないだろう。愉快は。

そう。きみは死んだ。ばっちりと。これ以上はないくらいに。

また随分とはっきり言うんだな。

それはそうだ。なにしろ君を引いたのは私だからな。

なんだとっ

まあまあ。怒るな怒るな。代わり‥と言っては何だがいいものをやろう。

いいもの?

そうだ。私と一体になるのだ。

ぜんぜんよさそうに聞こえない。

ふははははは。

世界が暗くなった。
おれは‥

「目」をひらくと、見慣れない光景が飛び込んできた。
目?
おかしい。
なんで俺の目は8つもある?

あーもうどうなってんだよ!。

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