こんにちは。


こちらは少し解説と称してもっと謎を膨らませていこうというコーナーになっております。





それでは解説を始めましょう。









まず一つ目です。




この物語には登場人物が合計2人います。


普段話をしていた子と、墓の子です。


実は『anotherstory』を見ていただくと、普段話をしていた方(次からは「僕」と表記します)が墓の子のことを「彼女」といっています。


本編ではずっと「僕」は墓の子のことを「君」といっており、性別の特定はされていませんでしたが(イラストはスルーしていただく方向で、、)ここでされることになります。




さあ、ここで少し考えてみてほしいのです。


墓の子の性別は特定できました。





__では「僕」は?



実はこの物語中では「僕」の性別の特定はされていないのです。(イラストはまるっきり男ですがそこはスルーしていただく方向で、、)


「僕」の一人称は確かに僕ですが、女で僕っ子という可能性も考えられます。


そして『anotherstory 2』に出てきたある文を覚えていますか?









《...知ってた。君のことを愛してはいけないこと。》

そう、この文です。


一見するとこの文、2人の間に身分の差などがあると思わせがちですが、2人の間にあるのは実は同性という壁だった、とも解釈できる訳です。




.....いえいえ、だからといって「僕」の性別を決めつけている訳ではありませんよ。


男という可能性も、女という可能性もある。


そういうことを知っていてもらいたかっただけです。






つまり、、













どん!

こんな顔や、、

どん!

こんな顔ということも考えられるのです!

...ふふ、そろそろ頭が痛くなってきましたか?








ということで謎1。



【「僕」の正体】





でした!






それでは続いて二つ目に移りましょう。


こちらは読んでいて「あれ?」っと思った方もいたのではないでしょうか。




『20××年 8月12日』では将来の夢について語られています。


そこでは店の設計図についても語られていました










《花屋さんは一階で、二階がお菓子屋さん。そしてお客様第一号は僕》

__と。


一階は花屋さん。....これは彼女の夢が花屋さんなのでなにもおかしなところはありません。


ですが注目していただきたいのはこちら、




「二階がお菓子屋さん」




という文です。


確かに彼女はクッキーが好きでした。


ですが本文にも出てきたとおり、彼女は甘いもの自体は得意ではありません。


彼女はあくまで「僕」の作ったクッキーが好きだったのです。




とすると、甘いものが嫌いな彼女が二階をお菓子屋さんにするでしょうか?



そして最後の文。




「お客様第一号は僕」




の文です。


この文ぱっと見はおかしなところはありません。



ですがよく考えてください。


もし店でも「僕」と会いたいのならば、二階のお菓子屋さんを「僕」の店にしてしまえばいいのではないでしょうか。


そしてそこで「僕」にクッキーを作ってもらえば一石二鳥なのではないのでしょうか。



ですが彼女はそれをしませんでした。



そして極めつけはこの文。












《僕も何かすることはないかい?ってきいたら、少し悩んだあと君は、ピアノを弾いてくれといったね。》

です。


ここが大事なポイントです。




彼女は少し悩んだあとピアノを弾いてくれといったのです。






...もう一度いいます。

















彼女は“少し悩んだあと”ピアノを弾いてくれといったのです。










...そう、実はこの彼女の店の設計図には「僕」のことがなにも含まれていなかったのです。


そして悩んだすえに出た答えもピアノを弾くこと。


所詮ピアノを弾くことなど店と何ら関わりもなく、アルバイト的な立ち位置です。











さあ、頭を働かせてください。


二階のお菓子屋さんとは何だったのか。


そして彼女は何故大切な「僕」のことを何にも考えていなかったのか。












___いや?もしかしたら彼女は「僕」のことをそこまで大切だとは思っていなかったのかもしれませんね?




....彼女が「僕」のことを《愛してる》とはいってくれなかった理由、


二階にお菓子屋さんほ作ろうとした理由。


それらは関係がないように見えて実は強い関係があるのかもしれません。






___裏の裏までこの物語を見たとき、もしかしたら、本当の登場人物は...__








....なんて、ね。


ふふ、これで大分面白くなってきたのではありませんか?



この物語を作るのは私ではありません。







___全ては、貴方様の想像力次第なのです。


































ということで、謎2。



【お菓子屋さん】でした!











では次です。


『20××年 8月12日』のこの文。












《....けど、君と会うたびに君の腕に傷が増えていくと思うと、》

です。


本編ではバラを作っているがために、腕に怪我をしていると書かれていました。



ですが本当にそうでしょうか?


素人が、それも一人でバラなんて大層なものをつくるのでしょうか?




...皆様、よくお考えください。


バラの棘以外で、腕に傷を作る理由。



...確かに彼女は少しドジでしたが、それでもあそこまでいつも傷がある訳ではありません。



では何故か?








...皆様、もう思いついたのではありませんか?


まだわからない方も、





〈彼女は理由も言わないまま死んでしまった〉



〈こんなにも「僕」と楽しそうに話し、過ごしていたのに〉







という事実を思い出せばほら、




























もしかしたら、彼女は、




___彼女は、刃物で自分の腕を、、、












































謎3。



【隠蔽】

























































___いかがだったでしょうか?



ここらでいったん解説は終わりにいたしましょう。


また、追加したいことがあった場合や、質問等があった場合は、どんどん追加していくので楽しみにまっていてください。










それでは...___















おもちまる

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