子供

わー!

子供

キャー!

元気だねーでも、ちょっと元気すぎる……かな?

赤ずきん

ちょっと大人しくしてもらおうか

 彼女が、最悪銃でも取り出しそうな言い方をする。猟師か!!

 それなので、俺は必死にいやいや! と必死に手を振ったものの、赤ずきんは構わず子供達に話しかけた。

赤ずきん

ねぇねぇ、お姉ちゃんも一緒に遊びたいな!

遊ぶんかい!!

子供

良いよー

子供

お姉ちゃんも遊ぼ!

赤ずきん

それじゃあ、一緒にしりとりやらない?

 赤ずきんの発言に、子供達は最初は驚いたものの、すぐに笑顔になり、二人共声を揃えて、「いいよ!」と答えた。

 成程、確かにしりとりだったらなるべく静かに出来そうだからな。

赤ずきん

じゃあ、しりとりからスタートね

~数分後~

子供

れきし! お姉ちゃん

オカミさん

よっせい、レジよろしくね

赤ずきん

はい、いらっしゃいませー!

子供

お姉ちゃん、しだよ、し!!

赤ずきん

え、う、うーん。しめじ!

オカミさん

しめじ? しめじなんて買ってないけど?

赤ずきん

あ、あの~これはですね

子供

お姉ちゃん、次はめいしだって!

赤ずきん

えーっと……しゅ、しゅんぎく!

オカミさん

春菊も入れてないけどねぇ……

 この後、俺がオカミさんに事情を話して納得はしてもらえたものの、赤ずきんにはかなり堪えたらしい。

 子供達に、「バイバーイ!」と手を振られると、

赤ずきん

いらっしゃいませ!!

と、笑顔で手を振ってしまい、お客様方に不安がられていた。

バイト君

店長、今週の休み遊びました?

店長

ん~ずっと寝てた、かなぁ

26・続けて! スーパーしりとり

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