宝物の見つけ方
 
 皆さんは、何か、感銘を受けるものや、感動したもの、はたまた守りたいと思うものや手に入れたいと願うもの、そんな《宝物》を持っているでしょうか。こればかりは、日本語より英語で表現する方が容易で、いわゆる〈Impress〉一語で表せます。

 そもそも、宝物を無理に見つけなればならない!と、言っているわけではありません。よく、「大切なものが増えればその分弱くなる」という考え方の人もいますし、一時の気持ちで見つけた宝物がそのまま一生ものになることは滅多にありません。

 では、ここでKYO-CHANの野郎は何が言いたいのか。

 それは、「宝物を見過ごさないための方法」⇒「日常に潜んでいる些細な、そして一生ものになる可能性を秘めている宝物の見つけ方」です。


 私たちの周りには、様々な宝物で溢れています。

 例えば、趣味。
 読書、音楽、スポーツ、アニメ、勉強、釣りetc ……

 とにかくたくさん種類があり、それの延長線上で職業になっている人もいたり、ストレス発散になっていたり、はたまた飽き性の子の一時的な流行であったりと人によっても一つ一つにとらえ方が違います。中には、マニアと呼ばれる、通常の探求心を超えた、いわゆる、マスター、マイスター、マエストロと呼ばれる領域まで足を踏み入れている人だっています。

 要するに、趣味とは度は違えど、「他人より強い思い入れがあるもの」のことです。あれ、と思った方もいるかもしれませんが、これはまさに宝物です。

 趣味を持っていると、日常生活が豊かになります。中には、新たな人との出会いや、自分の経験になるなど、さらなるかけがえのない宝物へ派生し伝染して広がってゆきます。

 このように、宝物は、小さな日常に転がっているものでも自分たちにとってかけがえのないものになったり、また、さらなるかけがえのないものを引き寄せたりと、人生を豊かに、楽しくしてゆきます。新たな「生きがい」の発見にもなるかもしれません。

 
 そんな宝物をどう見つけるのか?

 一つには、思い返しという方法があります。これがなければ生きてゆけない、これは他人にとられたくない、これを守りたい、これをやっていると楽しい。それらはすべて、《宝物》です。

 また、ステレオタイプの廃棄という方法があります。これについては詳しく次の投稿で話しますが、ステレオタイプ、偏見というものは視野を狭め、また周りの目を気にして本来の自分に素直になれず、宝物を取りこぼしていっているのです。ですから、この際、恐れずステレオタイプを捨ててみましょう。


 他にもたくさんあることと思いますが、そこは皆さんが見つけていってください。

 
 《宝物》は、失ってから気づいても、もう遅いことがほとんどです。そんな貴重なものなのです。しかし、取りこぼしの無いように徹底的に見つけようとする必要もありません。自分が、真に《宝物》だと思うものを精査して、少しでもいいから自分の心にしまっていくことで、見える世界は広くなっていくのではないでしょうか?

《宝物》の見つけ方

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