その夜ちゃんと洋間に
人形を仕舞い

床についた



自分も妹も

普通に寝ていた


両方真っ暗にすると寝られないほうで

豆電球をつけて寝る

そして夜中…

ぎゃあぁあぁ!!

もうやめてよ!!

主人公

なに?

こんな時間に…

なんなの??

いもうとが

指差す先を見てみると

人形

主人公

は??

そこには


おかんが


ちゃんと


洋間に仕舞ったはずの



人形が妹の枕元に


鎮座していた

たしかに

寝る前にはそこには何も無かった


でも

寝ておきると

そこに人形があった



いや



むしろ




いた


というほうが正しい





それは
今後


その表現が正しいことが


わかってもらえると思う




ちょっと怖かったので

触るのも本当は嫌だったけど



ずっと
顔を見下ろされながら寝るのは


妹としても嫌だっただろう


なので


逆をむかせて寝ることにした




この人形は
裸であるわけではなく



ちゃんとしたガラスケースに収納されている



なので


よいしょと持ち上げ

ひっくり返して



電気を切った

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