もういつものように

ぼくはこの道を通って帰る


そう

事故現場


ここを通って

帰るのがもう決まり


ここで花をみて

張り込む刑事を見て


捕まる犯人を見るんだ



そしていつものように


刑事さんに声をかけてもらう



そう

ここまではいつもとおなじだった


そう

ここまでは


ぼくが家に着いた其の後に


非日常があったのだ

僕は家に着くと

いつもと同じながらも

違うことをしたこともあって少し疲れていた


いつもは晩酌もするのだが

今日はそれもやめておいた。



そして

テレビをつけると…




砂嵐



まだそんな時間じゃないはず


壊れたのかな…


何もしていないはずだけど



すると玄関をノックする音が…

すいません。

こんばんは

こんな時間にすいません。


ちょっと今日ですね


テレビ局の受信アンテナの工事してますので。


ここら辺一帯がテレビの視聴ができなくなっていまして。


お知らせが遅れてしまって申し訳ございません。



それに関連して携帯電話の基地局と、電話線も停止されるようですので

申し訳ないのですが

利用できなくなってますので

ご了承ください。

わかりました

ご苦労様です。。

部屋に戻ると


ただ夜の静寂の中


砂嵐の音だけが部屋に響いている

なにもできないのなら早く寝てしまうに限る



しかし。。。。


僕はここで一つの気付きをする



そう。


この繰り返す毎日の中


一つ使っていなかったものがあるのだ



僕はいろいろ考えているうちにうとうとしていた



すると



玄関の鍵の開く音が…



なんでだろう…


と思っていたが

眠くて



というか


増して眠気が…



僕は深い眠りに落ちた



SET20 何かおかしい。

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