矢津 誠一郎

まったく、椿ちゃんは怒ると
ほんと話しが なげーな

新島 椿

どこにいったー!

屋上に逃げ込んだ矢津の耳に、怒りがにじんだ声が微かに聞こえた。

矢津 誠一郎

うぇー まだ怒ってっし
ちょっとここにいるか

 新島くんと矢津くんのキャラクターは
 まだふわふわしてます。

矢津 誠一郎

にしても。
なんのことで怒ってんだっけ

矢津 誠一郎

話なげーから、忘れちゃうんだよな
しかし いい天気だ。寝・・

新島 椿

・・こんな場所に居たのか

矢津 誠一郎

すぴー

新島 椿

のんきに寝て・・
ほら、起きろ

矢津 誠一郎

いっ  なんだ?!!

新島 椿

「なんだ」じゃない
ほら、帰るぞ

矢津 誠一郎

あれ?椿ちゃん・・って空、暗っ!
こんな時間まで何してたの

新島 椿

何してたか?
だ れ の せ い だと

矢津 誠一郎

あ。やば

この後、朝、新島が怒っていた続きを
寝ぼけ頭がすっかり冴えるまで聞かされるのだった

矢津 誠一郎

あれ、で結局なにに
怒られてたんだっけ

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