今日はマイクと蘭が一緒にカラオケへ行く日だった。
そして二人は近くの駅で待ち合わせをしていた。
今日はマイクと蘭が一緒にカラオケへ行く日だった。
そして二人は近くの駅で待ち合わせをしていた。
あっ蘭ちゃん、ここですよ。
マイクが先に手を振った。
それに気づいた蘭も手を振りながら小走りでマイクに近づいてきた。が、途中でその足取りが遅くなり顔も不機嫌そうになった。
そしてマイクの近くまで来ると。。。
あれ!な〜んで京子が来てんのよ。自分は来ないって言ってなかったっけ。
と文句を言った。
そうだった、学校で蘭がマイクをカラオケに誘った時、蘭のことが嫌いな京子はマイクのその時の態度も気に入らなくなり自分は一緒にはいかないとタンカを切ったのだった。
仕方ないじゃん。
どうしてもマイクが付いてきてって頼むからさ
ええ、僕はそんな事言ってないですよ。勝手に京子ちゃんがついてきたんですよ。
はぁ?マイクは自分の言った日本語が良くわかってないんだって。
えええ〜!
マイクはムッとした。が、言い返すほどの勇気はなかった。
そして蘭はその横でそんな言い訳ぜんぜん信じてないよという顔をしていた。が内心3人でよかったとも思っていた。
まっ多い方が楽しいよね。
そして3人はそのまま一緒にカラオケ店へ入っていった。
さぁ、どんどん選曲してリクエスト入れていこう。マイクもここに英語の歌のリストがあるから選んでね。私の知っている歌だったら一緒に歌うから。
そうですねいいですね。じゃー簡単な歌で楽しいフェレルウイリアムのハッピー歌いましょう!
あっいいねあれ簡単だし同じこと繰り返してるだけだしね。じゃー歌おう!
そしてその曲のイントロが始まると二人はマイクを持って立ち上がり楽しそうにリズムを取り出した。
その脇で京子は歌の選曲に忙しい振りをしながら二人の態度を横目でちらちらと見て。。。
やっぱり来なきゃよかったか。
と後悔し始めていた。