乾いた音が響き渡る
君はこの界隈で流行りの薬を売りさばいていたな?若い奴らに流行っていた薬だ
そんな、、デタラメです、、
理由は嫌いじゃない
近くの古い孤児院の運営の為だって調べはついていた
、、、、
だが、たまたま薬の乱用し続けた若者の一人が、殺人を犯した
!?
君がした事は誰かの幸せに繋がった
だけど一方誰かを不幸にした
そんな、、子供達の為に、、私、、
結果、殺された人間の家族の願いは不幸を撒き散らした者への死だ
納得できたかい?
しょうがなかったの、、子供達の為に、、、私が、、、皆の為に、、そうじゃなきゃ、、誰が、、子供達を、、
それこそ神様とやらが助けてくれたんじゃないのか?
そんな綺麗事、、、
すまない、、
さて、じゃあそろそろお別れだ
そんな、、待って!最後にあの子達に、、!
祈りな、また会えるように、、
乾いた音が響き渡る
しまった、、
ああ、、、あ、
ユキエの服の胸部から血が滲みユキエはその場に倒れこむ
普通なら頭を狙うんだけどな
シスターなら、祈る時間が欲しいだろうと、変な優しさが出たな
ああ、、、神、、、よ、、、
お助け、、下さ、、い、、
俺は死ぬ時は実感がある方が恵まれた死に方だと思ってる
じゃあね、ユキエ
何かをつぶやいていたであろうユキエはついに動かなくなる
やれやれ朱雀さんは容赦がないとか言ってたけど、充分優しいだろ、俺
動かなくなったユキエを背に佐藤は教会を後にした