松屋のおはぎ買ってきましたよ。

おばさん(姑の妹)

わあ!うれしい!

あなたは、こういうの食べない方がいいわよ。

おばさん(姑の妹)

せっかく買ってきてくれたのに、どうしてそんなこと言うの?

これ以上体重が増えると、ますますひざが痛くなるわよ。

おばさん(姑の妹)

姉さんだって、毎日黒砂糖ばかり食べているじゃない。身体に毒よ!

私をいくつだと思っているの?
もう老い先短いんだから、私は何を食べてもいいのよ。

おばさんも一個くらいなら
いいんじゃないですか?

だいたい、妹は昔からわがままなのよ。
この年になっても掃除洗濯ができなくて、全部私がやってあげているのよ。

おばさん(姑の妹)

ちょっと!
何もできないのは、姉さんのほうじゃないっ!

は?

おばさん(姑の妹)

食事の支度は全部私がやってるし、トイレやお風呂の掃除は、私に全部押し付けるじゃないのっ!

どれもこれも満足にできていないけどねっ!

・・・・・

姉妹喧嘩が始まったので

おはぎを置いてそっと立ち去った。
 
しかし、夕方になったら

お義母さんが血相を変えて部屋に飛び込んできた。

妹が大変なのっ!
ちょっと来てっ!

今、救急車呼びますからねっ!
おばさん!
もう少し頑張ってよ!

少し押し問答になったが、救急車は絶対にいやだと

おばさんが引かないので、私が夜間救急まで

連れて行くことになった。

おばさん(姑の妹)

もう、私…ダメかもしれな…い…

そんなこと言わないでくださいー

病院までは、急いでも20分くらいはかかる。

もう、ありったけのスピードで走った。

しかし、10分くらいたった頃…

おばさん(姑の妹)

あら、この辺りずいぶん昔と変わったわね。

…はい?

回復…?

病院に着いた頃は、呼吸もずいぶん整っていた。

もちろん、念のため酸素濃度やレントゲン、

MRIや脳梗塞チェックなど2時間近くかけて

検査してもらったが…

異常なし!

お医者さん

なにか急に大きな声とか出しませんでしたか?

帰りの道中で上寿司買ってもらった。

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