※今回は広瀬目線です

広瀬

あ〜もう。やってられるかっての。

もうすぐ俺が学校生活で一番嫌いなテストが迫っている。正直やりたくないけどここで点数を取っとかないと授業を真面目に聞いてないから成績が落ちる。
え?そんなの俺が悪いって?んなの分かってるよ!

そうだ。確かタケは頭良いんだっけな。まあ、見た目良さそうだし。あいつに聞くのが手っ取り早いか。
…ん?

竹井

それでここがこうなるので…

男子

おおー!なるほど!

まあ同じ考えのやつはいるよな、そりゃ。
いれてもらうか。

広瀬

タケ、俺にも教えてくれよ〜

竹井

…いいですが。

うわ〜明らかに嫌な顔したよ。

男子

広瀬。竹井教え方めっちゃうまいぞ。

竹井

ありがとうございます。

男子

でもよ、何で同級生の俺らにも敬語なんだよ。

これは、竹井で遊べるときが来たんじゃ無いのか?
このチャンスを逃すわけにはいかない!
少し焦らせてやる。

広瀬

おいおいそんなことねぇぞ。こいつほんとは…

竹井

◯すぞ。

広瀬

めっちゃ頭良いんだぞこいつ!

うん。絶対いじるのやめとこ。

俺の不可解な言動に疑問を持った同級生はなんとかごまかしておいた。
あぶねぇあぶねぇ。

そうして時間は過ぎ昼休み。俺が弁当を広げようとしていると、タケが近くにやってきた。

竹井

屋上にこい。

はい出ました殺害予告。絶対いきたくない。
けど行かないとまじでヤバい気がする。
…行くしか無いか。

俺が屋上に行くと、タケはもうそこにいた。
何かすごい殺気を放っているのは気のせいかな?

広瀬

何の用〜?

竹井

本気で言ってんだったらこっちにも考えがあるぞ。

広瀬

冗談だよ。

竹井

お前、まじでやめろよ。

広瀬

へいへい。

もう二度とやりませんよ、怖いって。
…でもどこかでうっかり口が滑りそうで怖い。

竹井

…はぁ。広瀬。お前勉強困ってんだろ?

まじか!そっちから話切り出してくれるとは思わなかった。

広瀬

まぁな。

竹井

そっか。じゃあ…

竹井

勉強頑張れよ。

広瀬

は…

はぁぁぁぁぁぁああああ!?
鬼畜かよぉぉぉぉぉおおお!!!

次の話に続く。

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