5月20日
5月20日
金曜だし、放課後にみんなでファミレスに行くことにした。
俺、にーの、赤崎、和咲、井崎、根白のいつものメンバーだ。
井崎、根白は後から来るらしい。
二人のチャリを借りて、俺とにーの、赤崎と和咲でニケツしてみることにした。
何で僕が前なの?
普通僕が後ろなんじゃないの?!
フツーとか知らねーし
頑張って漕げよ
赤崎・和咲組は、和咲が自転車を漕ぐ側らしい。
確かに普通、逆、かな。
にーの、ちゃんと掴まっててよ
・・・
俺はもちろん漕ぐ側だ。
にーのにいうと、にーのは俺の腰に手を添えた。
危ないから、もっとぎゅーって掴まっていいよ?
・・・
いやいやお前、にーのに抱きつかれたら逆にあぶねーだろ
・・・
赤崎の余計な口出しで、にーのがどうしようか迷っている。
そちらに気を取られて、目の前に人が飛び出てきたのに気付かず、ぎりぎりで急ブレーキした。
ちょっともう!!
あんたたち危ないじゃないの
降りなさい、ほら、降りる!!
そこにいたのは副会長の光圀先輩だった。
ぶつかりそうになった手前、俺たちは自転車を降りる。
本当にもう、死ぬかと思ったんだから!
す、すみません・・・
・・・
ごめんなさい・・・
ギャツ!?
それぞれ尻を叩かれ、なぜか赤崎だけは尻を掴まれた。
青春するのはいいけどね、ちゃんとルールは守りなさいよ
それじゃあね
光圀先輩はそれだけ言うと、行ってしまった。
さすがにニケツする気にもなれない俺たちは、そのまま自転車を押して歩いた。
すごく、パワフルな人だったね
強烈、だよな
・・・
オレ、しばらくニケツやめとくわ・・・
赤崎 は 「危機感」 を 覚えた!
つづく
白衣と野獣!(スピンオフ的な)
コメ返
いきなり舐めると引かれるのか、今度から気をつけよう・・・
にーのかわいい、激しく同意!
※試験的に本文でコメ返してみました
改善等のご意見ご指摘ありましたらよろしくお願いします
また見ろよ