泣き声が聞こえない気がする…

出てきた瞬間におぎゃあおぎゃあと泣くものだと
それが当たり前だと思ってました。

ですが、はるちんはふにゃーと泣いただけ。
こんな弱弱しい泣き声で大丈夫なのだろうかと
不安になっているかあたんの胸に
はるちんが乗せられました。

名前を呼ぼうとか、
ありがとうとか、
色んな言葉を考えていましたが、
なんかもう、言葉が出なくって
無言でその姿を見つめていました。

はるちんは髪の毛が真っ黒フサフサで
手をずっと舐めているのが印象に残っています。

その後すぐにはるちんは別室へ。

かあたんは後の処理が残っていたのですが、
妙にテンションが高く目が冴えていていました。

出産が終わったら、もう痛いことはないと
思っていたのですが、それは色々と間違っていました。


1歳半ごろ、
はるちんはお絵かきにはまりました。

暇を見つけては

ペン

と言って、ペンを要求していました。
はるちんが鮮明に言える言葉の1つでした。

その中でもお気に入り、蛍光ペンのピンク色。

紙を渡すと、

て、て、て

と言いながらお絵かき。


ですが、注意が必要です。
少し目を離したときにやられました。


絨毯にはみ出してる…
替えたばっかりの絨毯はピンクの斑点模様になりました。

あーあ
はるちん、ダメなんだよー

って言ってタオルを取りにいってる間に、
トレーナーがピンク色に染まりました。

紙じゃなくて服に書き始めるはるちん。

豪快すぎる。


ちなみにかあたんは結構そういうの嫌でした。
1歳までは分からなくてやってるから仕方ない。

でも1歳を過ぎ、意思が出てきたころから、
そういうことをされるとイラッとすることも多かったです。

母親だって一人の人間。
子供にイラッとすることがあると思います。


でも、その行動自体はイラッとするんですけど、
目を見ると楽しそうで、子供にとっては
必要な事なんじゃないかなと思えるようになりました。

なので、危険なこと以外は基本的に放置です。
一応、ダメなことはダメって伝えますけどね。

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